【詐欺の予兆】えっなんで?!おかしいなともし感じたら【検索しよう】

今回は特殊詐欺の典型的なタイプであるにもかかわらず、騙されて被害に遇ってしまった事例を二つを紹介します
そして騙されないためにはどうするかは対処法さえわかれば大丈夫

副業サイトで被害に遇う

メールのやりとりで報酬をもらえる副業サイトに登録したものの報酬を貰うどころか、詐欺被害に
「登録料などで計約115万円をサイトに支払ったが、報酬が振り込まれない」と福島に住む女性が福島署に相談したことから詐欺が発覚しました

またしても副業(を騙る)サイトによる詐欺被害が発生しています
彼女が登録したのは副業サイトではなく、悪徳業者が運営する出会い系(コミュニティ)サイトでしょう

「誰でも簡単に好きな時間に」「在宅ワークで高収入」といった、よくある誘い文句を彼女が見たかどうかはわかりませんが
スマホを利用してでしたから「メールするだけ」だからと、つい気軽に登録してしまったのかな

果たして規約や運営元等が記載されていたのかも、この手のサイトは疑問です
「こんなに簡単に稼げるのよ」アピールに終止し、登録用のメールを送信するだけのタイプが多いです

副業を探す人は多いし、実際にネット検索すると、紹介しているウェブサイトは沢山出てきます
副業を紹介しているウェブサイト自体がサイトを作成した人の副業でもあることが殆どですが

不景気になって一体どれだけの年月が過ぎたでしょう
皆、今日を明日を生きるのが大変な時代、副業を求める人が増えるのも自然な流れですね
お金を得るために始めたことが逆に大金を失うことになるなんて、本人にしてみれば予想だにしなかったことでしょう

副業に限らず、ネットに限らず、何かの仕事をする際に「登録料」や「保証金」「教材購入」等
何らかの金銭を先に支払わなければならない場合、一度立ち止まって冷静になりましょう
詐欺の臭いがプンプンしますからね

アダルトサイトの架空請求

いわき市の50代男性から、アダルトサイトの架空請求の電話を信じ、現金約460万円を騙し取られたと、いわき南署に相談がありました
複数の男性から「電話がかかってきて」言われるがままに、お金を振り込んでしまったのです

アダルトサイトを閲覧中に起きるワンクリ詐欺ではないところが個人的に興味深いです
パソコンがなくてもスマホから簡単にネットに接続出来てしまうことで
これまであまりネットに縁が無かった人が、アダルトサイトで詐欺に遇う事例が増えています

しかし、この男性は電話なんですよね
複数の男性から電話があったことから、最初の支払いでカモにされ、同じグループ内の別々の人から電話があったのか
番号が悪徳業者に出回っていたのか・・・カモにされていることを考えると前者でしょうね

何故電話がかかってきたのか
番号が最初に漏れたのは何処からだったんだろう
(電話番号は単なる数字の羅列に過ぎませんから、ランダムに番号を押しても繋がりますけどね)
事の次第をもう少し詳しく知りたいと思ってしまいました

脳裏に過らなかったのか

どちらの事例も思うことは同じです
「なんか変だ」と、かすかにでも違和感を覚えなかったのだろうかと
信じきってしまっているから騙されたと言われればそれまでなのですが

どちらも大金を騙し取られたことと、複数回に渡り入金したことは共通していることです
せめて途中で「なんで?」と思っていたら、金額がここまで膨らまずに済んだかもしれません

私達は品物を購入したり、何かを契約したり、様々な場面でお金を払いますが
「えー、なんでなんだよ」と疑問が湧いたまま支払うことはまずしません
ほんのわずかでも「えっ?!」と頭に浮かんだら支払いはストップ

相談する誰かがいない、相談するのが恥ずかしいならネットで検索しましょう
今回の2件の詐欺被害、特に副職サイトで被害に遇った女性はスマホを利用していたそうです
男性のほうはネット環境があったかどうかまでわかりません

上手な検索の仕方

例えば副職サイトなら、まずサイト名を検索して情報を探します
サイト名だけで既に何らかの情報が上がっている場合もありますが、同じ様な名前が沢山あったり、情報が出てこないこともあります
その場合はサイト名にドメイン、運営元名、電話番号等、わかることを加えて何度も検索してみましょう

それでも全く何も出ない場合は、出来たばかりのものか、業者が削除依頼を出しまくっている可能性があります
詐欺だと自分で絶対的な判断が出来なくても、怪しい時点で登録や利用をストップしましょう

詐欺だと気付いたら

副業サイト、アダルトサイトでも対処法はこちらと同じ
・悪質サイトの対処法
どんなに不安でも一切無視することから始めましょう
悪徳業者に反応すればするだけ隙を作ることにもなりますからね
奴等はいつも高見の見物、あなたの元にやって来て「さっさと金払わんかい!」なんてことは決してありません

どうしても不安で仕方ない時は周囲の人、難しければ消費者センター等の公的機関に相談しましょう
誰かに話すことって安心に繋がりますから

また、いつも書いていますが、実害があった場合は警察へ被害届けをなるべく出して下さい
詐欺師を許してはいけません
お金を取り戻したい場合は警察ではなく、弁護士に相談となります