Googleの日本語検索の品質向上でまとめサイトに影響が出るのか

今月2日付けでGoogleジャパン(と私が勝手に呼んでいる)から、検索に関するアナウンスがブログで発表されました
「日本語検索で表示される低品質なサイトへの対策を意図しています」
全文はこちらから読めます
・ウェブマスター向け公式ブログ 日本語検索の品質向上にむけて

以前から提唱されている

Googleの検索結果云々以前に、昨年末のキュレーションサイト問題でDeNAのサイトに限らず
全ての記事の精査が難しい等の理由から、閉鎖もしくは閲覧不可等の対処をしたサイトは多いです

今回のGoogleジャパン(私が勝手にそう呼んでいる)からの発表に関して様々検索してみた結果
「キュレーションサイトを狙い撃ちに」なんて、センセーショナルなタイトルの記事を多く見受けました

本当にそうだと思いますか?私は思いません
何故なら低品質なウェブページがキュレーションサイトだけを指すわけではなく、元々検索結果の向上はGoogle自体以前から取り組んで来たことです

それをわざわざアナウンスしたのは何か理由があるんだとは思います
以前からキュレーションサイトはネットで問題視されていたことですが、テレビのニュースで放映されたことで
ウェブサイトを運営していく上で必要な知識のひとつであるSEOや、ネットで何らかの収入を得ることに縁の無い人達も含め
様々な事実が表面化したことで、人々の怒りはキュレーションサイト自体、ライターを募集するクラウド、そしてGoogleにも向かったのではないでしょうか

Googleの理念のひとつとして、検索結果にはこだわりがあり
「ユーザーが満足出来るウェブページを上位表示したい」
重複コンテンツ等を含む低品質なウェブページの評価は下がると随分前から言われていたことです
ユーザーの満足度が高いウェブページは質が高いと、非常に曖昧な表現ではありますけどね

多くのキュレーションサイトは、他人が書いた記事を切り貼りしただけ、表現を多少変えただけに過ぎない
著作権に関しては言うまでもなく、倫理的にも問題視されていましたよね
Googleが提唱していることに反するのに何故上位表示されるのか、私自身も以前から怒りを抱えていたものです

検索結果の順位を左右するものは、中身が薄いとか、コピペばかりとかだけではありません
様々な200以上のアルゴリズムと呼ばれる要素があり、そのうち20個位はGoogleが公表しています

ハブサイトの強み

もう5年位前になるのかな
実は当サイトとは別に、でも得意分野は詐欺に関することにはなるので、詐欺全般を取り扱う「ハブサイト」を作ろうか・・・なんて考えたことがあります
当サイトは出会い系関連に特化した形を取っていて、悪質サイトをピックアップしていくのがメインです

ハブとは中心や拠点といった意味で、例えば世界に向け放射状に延びている航路を持ち、それを持つ拠点となる空港を「ハブ空港」と呼びます
ハブサイトというのは、関連性が高い、優良な情報を掲載しているウェブサイトをリンクして集める感じになります

しっかりしたものを作成すればSEOに有利になる可能性があると知ったから、作成してみようかと思ったのですが
掲載したい内容に合うサイトを検索し、ちょっとした紹介文まで添えるとなると結構な手間が掛かり、想像以上に大変だったんです

NAVERまとめを初めて見た時「ハブサイト」だと思ったんですよね
カテゴリーは多岐に渡り、内容はともあれマンパワーで膨大な量のまとめページを作成しています
LINE自体がハブサイトを意識して作成したのかどうかはわかりませんが、結果常に上位表示される強力なウェブサイトになりました

検索結果に影響するのか

キュレーションサイト問題を受け、NAVERまとめの改善を図るとコメントを出していたのは以前書きましたね
・パクリは著作権侵害だと知らないのか、知っていて無視なのか
先月辺りだと、記事が減った印象はあったものの全然足りない、出来ていないと思っていました

先日改めて見てみると、全体の記事数と丸パクリページが大幅に減少し、出典元URLもリンクされていました
もちろん、全てのページを見たわけではありませんが、確実に改善されていると今回は見て取れました
今後もこのまま改善を継続し、更に良い状態になれば、ハブサイトとしての確固たる地位は揺らがないでしょう

キュレーションサイトを一旦全てストップしたDeNAは、出来ることならリトライしたいと会見しています
やはり大きな収入源のひとつだったと、改めて痛感したのだろうと思います
確か3月に最終的な判断が出ると言っていた記憶

Googleの広告を掲載出来なくなってしまう程酷い中身だったNAVERまとめでしたが、結局なんとかなってるのが凄い
NAVERまとめだけを運営しているわけでは無いというのもあるのでしょうが
livedoorブログも、いつの間にかLINE運営に変わっていましたし

Googleの検索結果向上は今後も続いて行くのでしょうけど、キュレーションサイトに限ったことではなく
どのウェブページでも良いものは良いと多くの人が感じる内容であれば、検索結果云々以前に
多くの人が「この記事いいね」と発信してくれるものです
SEOを意識せず、思うままに書いたものが案外良い結果に繋がるのではと思います

この記事自体、当サイトのカテゴリー外ですが、それでも書きたいから書きました
時にはそんな事があっても良いだろうと、私自身がそう思えるようになったのです
個人サイトだから出来ることでもあるかもしれません

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