ドンスコイ号引き揚げ投資詐欺と地面師による詐欺事件続報
宝船ドンスコイ号引き揚げ投資詐欺
・ドミトリー・ドンスコイ (装甲艦)より
沈没船ドンスコイ号とは
ドミトリー・ドンスコイ (Дмитрий Донской, Dmitri Donskoi) はロシア帝国海軍が自国の沿岸防衛のために建造した装甲艦
艦名は、モスクワ大公のドミートリー・ドンスコイに由来する。2018年7月15日、韓国の建設・海運業者シニルグループは、鬱陵邑苧洞里(チョドンリ)から1.3km離れた水深434m地点でドンスコイを発見したと発表。
ドンスコイは、金貨や金塊5000箱など150兆ウォン(約15兆円)を積載していた宝船であるとして話題となった。
しかしながらこの計画の資金源は、シニルグループ・ドンスコイ号国際取引所がドンスコイに積まれている金貨を裏付けとして発行する仮想通貨「シニルゴールドコイン」の販売によるものであり、通貨購入者らは船が引き揚げられる保証も金塊があるという証拠もないとして、同年7月21日までにシニルグループ詐欺被害者の会が立ち上がっている
ドンスコイには、約15兆円規模の金貨や金塊が積まれた「宝の船」とも言われている
結局、地元警察は韓国企業・シニルグループ副会長の男ら2人を詐欺容疑で逮捕しましたとさ
Wikiにも「なお、積まれていたとされる金品に関しては確実な情報がある訳ではなく、また、何故戦闘艦に、しかもスペースの少ない巡洋艦にそれだけの金品が積まれていたのか等、様々な物議を呼んでいる」とあるのです
シニルグループは仮想通貨で出資者を募っていたようで、この辺りは今時ですね
件の沈没船は日本も引き揚げ事業を計画したとありました
何故頓挫したのかはわかりませんが、技術的な面なら今の時代出来そうですが、この手のことは何せ莫大なお金が掛かります
テレビからの知識ですが、沈没船を探すトレジャーハンターにはスポンサーがついていました
金持ちの道楽でもないと、とてもじゃないけど無茶ですもん
沈没船ってやはりロマンがありますよね
その時代背景、沈没した理由も含めて、想像力を搔き立ててくれます
それに実際過去には正にトレジャーハンターが宝船発見したこともあり、私もニュースだったかテレビで観たことあります
ものスゴイ量のコインと食器類が見つかったんだったかな?ワクワクしたのを覚えています
海底に結構な量のコインが落ちていて、宝船の沈没場所に近づいて来たのか?、ついに発見か?!なんて・・・ドキドキ・・・
落ちてるコインの量がハンパないと確率高いんですよ
いつも動物のコーナーばかり読んでいる「カラパイア」に、過去の宝船発見が掲載されています
その中に、230億ドル相当のプラチナを積んだ沈没船を発見したと発表したとあり、それはまだひきあげられていないそうですよ
カラパイア
・世界8つの海底お宝発見!
投資詐欺といえば、日本は俗にいう「M資金」が有名ですね、GHQの秘密資金だとかなんとか
公的に確認された事は一度もないのに詐欺にあう人(企業まで)は後を絶たない状態
「M資金」を題材にした小説や映画も沢山あります
朝青龍が1億円もの被害に遭い、ニュースになったのは覚えています
こちらに概略があります
Yhahoo!知恵袋
・有名な詐欺事件を教えて下さい。
お宝にロマンを感じても、そこに投資するとなると話は別です
「あなただけに教えます」とドルジも言われて騙されたのだけど、何故「あなただけ」なのか考えてみましょう
地面師による大型詐欺事件続報
積水ハウスから63億円、アパグループから12億円詐取された面師による大型詐欺事件で逮捕者
「地面師」とは、土地の所有者などに成り済まし無断で売買して利益を得る詐欺師
昨年末にニュースになり、当サイトでもちょこっとだけ取り上げていました
「地面師」という聞き慣れない言葉がある意味新鮮でしたからね
・悪質サイト栄えある年間ベストワンと気になった事件達
警視庁は男女8人を、偽造有印私文書行使と電磁的公正証書原本不実記録未遂の疑いで逮捕、他に4人の逮捕状を取っています
主犯格の一人とされる男は海外へ逃亡中です
逮捕状が間に合わなかったのかな?出国しようとするその男にマスコミはインタビューしてましたよ
この詐欺事件の舞台となった土地がどういった場所にあるのか、ニュースで詳しく紹介されていました
隅田川沿いにその土地はあり、春は桜並木が美しく、夏には花火大会があるのは皆さんもご存知かと思います
そして川を渡って2分位歩けばもう最寄り駅という最高の立地です
周囲は殆どがビルなどになっていて、件の土地(といっても家は建っています)約600坪が取り残されたような状態です
土地が広い為、積水ハウスはここにマンションを建設するつもりだったようです
でもね、相場の4~5割引の時点でおかしくないですか?って話なのよね
積水ハウス以外にも色んな不動産業者へ話を持ち掛けてるのだけど、どこも訝しがって、動画撮って土地の所有者が本人かどうか調べたりしてるのよ
弁護士や仲介業者同伴で、土地の所有者はほとんど話さない、土地の所有者への質問も弁護士が返事しちゃうような席
中には「この夏はどうされるんですか?」みたいな(季節は違ったかも)意味合いの、土地の所有者本人しか答えられないような質問を投げかけた人がいて
「田舎に帰ろうかと思っています」と答えたことに不信感があり、取引しなかった業者もいました
昔から何年もあそこに住んでいて、地主さんみたいなものなのに田舎に帰る?とか変だと、私も変だと思いました
正にボロが出た瞬間です
だから土地の所有者本人は極力話さないようにしていたんでしょう、なんせ偽物なんですからね
この地面師グループは主犯格が5人いるとされ、やはりそれぞれ役割分担されていました
凄いなと思ったのは身分証等の偽造専門グループ
もう何十年前からあるグループで、蛇の道は蛇、例えば中国のパスポートを作るなら本物と同じ台紙で出来たものを準備できちゃうとか
映画の世界だよ
土地の偽所有者は女性なのですが、旦那さん役もちゃんといたりしますwww
ちなみに、弁護士は巻き込まれただけのようでした
で、本物の土地の所有者さんは、事件当時入院していたそうです
確か元は旅館だったかな、自分で三代目になるけど、これまでも、この先も絶対に土地は売らないと言っているそうで、周囲の人もそれはよく知った話
話を持ち掛けられた業者の中には、そういった周囲の人の話から取引をやめたってのもありました
五輪特需で都心の土地価格が上昇しているのはご存知だと思います
場所によりますが、今は一時期ほどではなくやや落ち着き気味の傾向のようです
高齢化などで、どうしても管理が行き届かない土地が増えていますから、こういった地面師による犯行を尚容易にしている側面があります
そして都心で立地の良い物件は、様々な業者が喉から手が出る程欲しい
詐欺は小さなものから大きなものまで、そこには需要と供給が存在するから成り立つのだと、当たり前のことを改めて感じたました
だから例えば、競馬予想詐欺が成り立つ、当サイトで取り上げる支援系詐欺が成り立つ
先に書いたドンスコイ号もそうです
宝船に投資すれば、お宝の配当があるかもしれないうえ、これが本当ならロマンもある素敵な話でしょ?
トレジャーハンターになるのは無理だけど、気分は味わえます
「ウマイ話には裏がある」のですから、目先の利益にとらわれず冷静な判断を心がけましょう