ディマシュ・クダイベルゲン Dimash Kudaibergen の Dears に仲間入り
あなたはディマシュ・クダイベルゲンという、カザフスタンの歌手を知っていますか?
私は、つい最近、この12月に初めて知りました。そして今、ガッツリのめり込んでいます。
ウイキペディア
・ディマシュ クダイベルゲンより抜粋
ディマシュ・クダイベルゲン(Dimash Kudaibergen, 1994年5月24日生まれ )は、カザフスタンの歌手。
大学でクラシック及び現代音楽の教育を受け、とりわけ6オクターブとも言われるその広い音域に定評がある。2015年スラヴィアンスキー・バザールのグランプリ受賞者。
2017年1月〜4月にかけて中国の歌手のコンテスト番組「歌手2017」にカザフスタンの歌手として異例の出場を果たし2位となった。
- 目次
- これがエモいというやつか!
- ・ディマシュを知ったきっかけ
- ・ヒデキとの共通点?
- ・穏やかな気分で一日開始
- ・国を大切に思う心
- ・ノブレス・オブリージュ
- ・年齢層が広いDears頑張るDears
- カザフスタン共和国自体の話
- あとがき
これがエモいというやつか!
お話を始める前に、公式のWEBサイトを置いておきます。
ディマシュ・クダイベルゲン(Dimash Kudaibergen)
Dimash・Japan Fan Club(official)
https://dimashkudaibergenjapan.com/
公式 ディマシュ ジャパン ファンクラブ/ Blog by Dimash Japan Fan Club Official
https://dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com/
※当サイトのカテゴリー上、ファンクラブやブログのURLはリンクにしていません。
カザフ語での綴り(Димаш Құдайберген)や発音ではなく、ファンクラブにならい、ディマシュ・クダイベルゲン(Dimash Kudaibergen)と表記しています。
ブログにはインタビューの書き起こしなどもあって、ディマシュがどんな人なのかうかがい知ることができます。
ディマシュの公式Youtubeにはない、インスタグラムに投稿されている動画もありました。
ディマシュを知ったきっかけ
今年5月は西城秀樹さんの三回忌。丸二年、時に涙にくれながらYoutubeでヒデキの姿を追い続けていました。
ヒデキが亡くなる前は、Youtubeで公開オーディションのリアリティ番組「アメリカズ・ゴット・タレント」「ブリテンズ・ゴット・タレント」を時々みていました。
とにかく驚くばかりのスゴイ人たちが出演するので、単純に面白いし、4人の審査員とのやり取りも楽しくて。
歌が中心ですが、マジックや身体能力の凄さなど人間離れしたスゴ技には感心しきりです。
そのゴットタレントの動画の中に「あのサイモンも感動のあまり涙」みたいな英語と、サイモン(審査員の一人で原案者)が涙するキャプションが添えられていたものがありました。
余程スゴイ人なんだろうとワクワクしながら見たのがディマシュだったのです(後にこの動画はフェイクと知ります、後述)。
囁くような低い声から歌いだす、今なら「Love of Tired Swans」とすぐにわかる特徴的な歌いだし。
言葉はわからなくても、切ない恋、愛の歌であることが想像できます。
でも、もしかしたら「SOS」だった可能性はあります。
囁くような低い声にエモーショナルを感じた、今風な言い方で「エモい!」・・・てかスゴイ。
若そうな声だけど・・・と「Dimash Kudaibergen」をコピって検索。
「ゴット・タレント」に出場し、優勝したからといってメジャーデビューしているとは限りません。
デビューしていなければ CD などの商品がない、それ以前に動画さえ他にはないかもしれません。
幸いにデビュー済みで、何曲か聞くうちにすっかりハマってしまいましたwww
ええ、わたしも「Dears」の仲間入りです。ディマシュは自分のファンを「Dears」と呼ぶので。
ヒデキとの共通点?
ずーっと、サザン、達郎、時々チャゲアスとか松山千春とか、矢沢永吉とかで、海外のアーティストになると、クイーンとかデビットボウイとかをたまに位です。
この2年は寝ても覚めてもヒデキでした。ヒデキはブーメラン組なんで、新鮮だったのもありますね。
私はとても保守的な人間というのもあって、例えばYoutubeを片っ端からガンガン聞いて、知らないアーティストを発掘しようとは思わないタイプ。
ほんとに長年、サザンと達郎を中心に、でも特にご新規さんなしでした。それで済んじゃうのもある。
まさかこの歳になって、言葉もわからない国のアーティストに心を奪われるとは、我ながら驚きだし、なんか照れ臭いwww
だから、自分の中ですーごく言い訳します。甘いものを食べる理由付けとか、洋服を買う理由付けとかみたいにwww
ライブ動画を観ていると、熱唱、絶唱(ディマシュ本人が「いつも叫んでる人」と言われるといってた)、一曲、一曲がドラマチックな世界に連れていかれる。
コール&レスポンスももちろん、必ずみんなと一緒に歌うことを忘れません。コーラスにむかって、人差し指を口にあて「シー!」のジェスチャーも。
更に万里の長城で歌ったことがある、「歌手2017」で感動したジャッキーチェンと親交がある。
そう、気付いてしまったヒデキとの共通点wwwもちろん、有名人、しかも歌手ですから共通点満載でもおかしくないです。
ヒデキ(1955年生まれ)とジャッキー(1954年生まれ)は一つ違いで、どちらも4月生まれ。
ディマシュは1994年生まれなので、彼らとは40の年齢差があります。国も言語も違う。
年齢差やヒデキがデビューした時代を考えれば、共通点なんて全くなくても不思議じゃない。
なんでもパイオニアなヒデキが、中国でも活躍したという実績があるからこその共通点なのでは?と、ひとり勝手に感動してるんですけどね。
きっとヒデキが「スゴイ歌手がいるよ」と教えてくれたのだと思うことにしています。
さて、ディマシュ自身の話に戻しますが、上に書いたゴットタレントにディマシュが出ていたのは実はフェイク動画で、ゴットタレント出場者の歌唱部分をディマシュに合成したものだと知りました。
あの「エモい!」と感じた曲名を知りたくて検索した時に、ディマシュはゴットタレント自体出たことがないとわかったのです。
ディマシュのYoutubeは公式のものがありますので、そちらを視聴してほしいと、ファンクラブでお願いしていました。
公式Youtubeを遡っていくと「ん?これはお父様ではないか?」という動画がありました。
「"ДимашАли" ШО. "Астана вальсі" муз.Қанат Айтбаев, сөзі Ертай Ашықбаев」
と長いキャプションが添えられています。
おそらくですが、アスタナ(現・ヌルスルタン)の素晴らしさをお父様たち5人のシンガー歌ったもので、アスタナの見どころみたいな背景になっていました。
アスタナをプチプチバーチャル観光できますwww
穏やかな気分で一日開始
囁くような低い声も素敵ですが、美しいソプラノは私の古い記憶を呼び戻します。
「宇宙戦艦ヤマト さらば愛の戦士たち」を。1978年に公開された映画です。友達と見にいって泣きました。
「宇宙戦艦ヤマト」「宇宙戦艦ヤマト さらば愛の戦士たち」どちらも川島和子さんの美しいスキャットが流れます。
そのスキャットをディマシュの声で聞いてみたい、何故か「宇宙戦艦ヤマト さらば愛の戦士たち」のほうが特にそう思います。
いきなり、マニアックでごめんなさいね。川島和子さんの美しいスキャットは本当に心が洗われる。
ディマシュも同じくで、特に朝起床後のルーチン中に聴くと、とても清々しく、穏やかな気分で一日を始めることができます。
いつも聞いている山下達郎さんが一人ゴスペラーズ状態なら、ディマシュは一人オペラ状態です。
曲だけ聞いていると男女で歌っているといわれれば、そうだろうなとしか思わないでしょうね。
ディマシュは高音だけが魅力ではありません。囁くような低い声に加え、オペラ歌手同様のテノールが滅茶苦茶カッコイイです。
それを存分に味わえるのが「Ogni Pietra (Olimpico) 」です。オリンピックのことです。
テノールで力強く歌ったこと思えば、美しいソプラノで優しく語りかけてくれる、ディマシュならではの素晴らしい曲。
単にオリンピックのことを歌っているのではなく「君は強い、抱えている悩みより強い、君はできる!」と、全ての人に向けた応援ソングでもあるのです。
このコロナ禍はカザフも同様に大変で「Ogni Pietra (Olimpico) 」に励まされた人々も多いのではと思いました。
知らない曲しかないのかと思いきや、聞いたことがあるものが一つ。「秋意浓/行かないで」をカバーしていました。
美しき李香蘭こと故・山口淑子さんにまつわる曲だと記憶していて、原曲はどうなのかと確かめてみたら・・・えっ、知らなかった。
玉置浩二さんの曲だったのですね。ちょっとビックリ
「後に、中国語、広東語などの歌詞が付けられ、様々な歌手によってカバーされた。」とウイキペディアにありました。
ウイキペディア
・行かないで (玉置浩二の曲)
ディマシュのファンにならなければ、玉置浩二さんの曲だということを知らないままでいたかもしれません。
国を大切に思う心
ディマシュの自国を大切に思う心は、カザフの曲を必ずライブに組み込むことでわかります。
美しい刺繍がほどこされた民族衣装をモチーフにした衣装をまとって、カザフの人々にはとても身近な楽器(どの家にもあるのだとか)「ドンブラ」を弾きます。
ウィキペディア
・ドンブラより抜粋
カザフスタン西部では二弦を高速で演奏し、中・東部では一弦をゆっくりとしたテンポで演奏する地方様式がある。
ディマシュたちが使うドンブラは、琵琶の様な胴体で首は細く二弦(ウィキに画像があります)で高速演奏していましたよ。カッコイイの。
三味線よりは高めの音色に感じます、高速で演奏する様は津軽三味線のようです。
カザフの民謡でディマシュがライブで演奏し歌う「SamalTau(サマルタウ)」という曲が好きです。
若くして戦争に駆り出される青年の悲しさを表現していて、言葉はわからなくても聞いていると涙ぐんでしまう。
戦争については、ソビエト連邦崩壊直前の1991年に「カザフスタン共和国」として独立したという歴史に対することだといわれています。
ノブレス・オブリージュ
ディマシュの謙虚さ、向上心は尊敬に値するし、育ちが良いことで自身の振る舞いもよく理解していて感心させられます。
公式 ディマシュ ジャパン ファンクラブ/ Blog by Dimash Japan Fan Club Official
https://dimashjapanfanclubofficial.hatenablog.com/
ブログによると、多くのチャリティ活動をしてきましたが、それらの行為をディマシュが自分から「やった」と発信する事は殆どないとか。
「ノブレス・オブリージュ」が自然と身についているのだろうとありました。ますますファンになります。
・ノブレス オブリージュより抜粋
直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、一般的に財産、権力、社会的地位の保持には義務が伴うことを指す。
最近では、主に富裕層、有名人、権力者、高学歴者が「社会の模範となるように振る舞うべきだ」という社会的責任に関して用いられる。
わかりやすく言うと、例えばアメリカでは、セレブや名のある人が自ら「そうあるべきなのだ」と、ボランティア活動や寄付する事はとても一般的なことです。
今はコロナ禍でどうしようもないけど、日本でコンサートを開いてくれる日が来ることを祈っています。
尚、2021年1月16日にオンラインコンサートが開催されます。
気になる方は、こちらでチェック!
Dimash・Japan Fan Club(official)
https://dimashkudaibergenjapan.com/
年齢層が広いDears頑張るDears
ディマシュのコンサート映像では客席の様子も時々映し出され、またディマシュ自身も(おそらく)必ず客席に降りてDearsと触れ合うので、尚更ハッキリ客席が映ります。
若いコが多いのかと思いきや、私よりも年上であろうご夫婦が結構いて、改めて観ると幅広い年齢層なんですよね。
目の前にディマシュが来てくれたことで、オジサンもスマホでパシャパシャやってて微笑ましかったwww
「ほら、目の前にいたんだぞ」って、誰かにドヤるまでがセットかなw
上でも書いたようにコンサートでは、Dearsも一緒に歌う場面が何度もあります。
Dearsだけで歌うようなこともあって、難しい曲を一所懸命、始めは少しバラついていても次第にDearsの声が一つになっていきます。
そんな様子をディマシュは目を閉じ、耳を傾け、Dearsもディマシュも最高に素敵な時間を過ごしているのが伝わってきます。
で、観てるこちらは何故か涙ぐんでるというwww
Dearsになったばかりだというのに、その場にいるわけでもないのに、なんて幸せな時をすごせることか。
ディマシュだけじゃなく、素敵なDearsにも感謝です。ありがとう。
ブログによると、過去に日本のテレビ番組に出演したことがあり、来日の際、空港に出迎えに行ったDears本人の興奮冷めやらぬレポートも楽しく拝見しました。
ディマシュに会うために、海外在住の日本人Dearsも里帰りし、飛行機の乗り継ぎなんかもあって大変なのに、ディマシュのためならなんのそのですね。
今はコロナ禍で国内の移動すらままなりませんが、コロナが落ち着いたら、また来日して欲しいなあ。
カザフスタン共和国自体の話
さて、カザフスタン共和国自体の話を少しだけ書きたいと思います。
外務省が掲載している「カザフスタン共和国(Republic of Kazakhstan)基礎データ」が、カザフの概略がわかりやすくまとめてあります。
日本はアスタナの建設計画作成支援を実施、基本設計はなんと故・黒川紀章氏が担当されていたんですね。
(建設計画はまだ終了していませんので、黒川紀章氏の遺志は息子の黒川未来夫氏が引き継いでいます。)
日本が支援したこともあり、カザフは親日家の人が多いそうです。
ディマシュも過去に来日し、ファンに向けてではありますが、とても暖かく迎えてくれたと感動したと言ってました。
外務省
・カザフスタン共和国(Republic of Kazakhstan)基礎
データより抜粋首都
ヌルスルタン
(Nur-Sultan:旧アスタナ。1997年12月10日、アルマティよりアクモラに遷都。
翌年、カザフ語で「首都」を意味するアスタナに改称。
2019年3月23日、トカエフ大統領が首都の名称をアスタナからヌルスルタンに変更する大統領令に署名した。
日本はJICAによるアスタナ(当時)の建設計画作成支援を実施し、基本設計は故黒川紀章氏が担当した。)民族
カザフ系(67.98%)、ロシア系(19.32%)、ウズベク系(3.21%)、ウクライナ系(1.47%)、ウイグル系(1.47%)、タタール系(1.10%)、ドイツ系(0.97%)、その他(4.5%)
(2019年:カザフスタン国民経済省統計委員会)言語
カザフ語が国語。(ロシア語は公用語)経済概況
石油、天然ガスなどのエネルギー資源、鉱物資源に恵まれた資源大国。
石油埋蔵量は300億バレル(世界の1.7%)、天然ガス埋蔵量2.7兆立方メートル(世界の1.8%)(2019年:BP統計)。
また、レアメタルを含め非鉄金属も多種豊富である(ウランの生産量は世界1位(2017年:通商白書)、クロムの埋蔵量は世界1位、亜鉛は世界6位(2019年:米地質調査所))。
正直なところ、カザフスタンについて全くといっていい程何も知りませんでした。
サッカーで日本代表と対戦したことがある国。フィギュアスケートでメダリストの故・デニス テンさんがいたこと。
私の知識はその程度です。
まさかアスタナ(現・ヌルスルタン)の建設計画で基本設計を黒川紀章氏が担当していたとは。
格安ツアーで鹿児島にある黒川紀章氏デザインの「ホテル京セラ」に泊まったことがある、今や懐かしい思い出。
アスタナ(現・ヌルスルタン)自体まだ開発の途中ではありますが、結構個性的な建造物が多く、ちょっとドバイっぽくもある感じがします。
カザフスタンの民族衣装、特に女性の衣装が可愛いんですヨ。
ディマシュがライブで必ず入れるカザフの民謡の時間に、民族衣装を身にまとった女性たちの舞踊も披露されます。
円錐形のとんがり帽子に、カザフ刺繍を施した美しい上着、スカートはデザインがティアード(横に切り替えがあったり、幾重にもかさなっている)デザインになっています。
男性の画像は鷹狩りの様子になりますが、カザフでは鷹ではなくイヌワシを使うそうです。
国旗も太陽にイヌワシ、カザフ刺繍がデザインされています。
あとがき
西城秀樹さんの夜ヒットDVD、本当に待望の待望の夜ヒットDVD、もちのろんで買いましたので、今年の締めはDVDのレビューを軽く書いて終わろうと思っていたんです。
それがまさかのディマシュ登場で、夜ヒットDVDの記事を書く余力が残っていませんwwwww
新年早々にでもアップできればいいかな、いや果たして出来るのか?不安www
ディマシュの記事を書くにあたって、本人の画像は載せないけど、カザフの国旗やヌルスルタンの様子がわかる画像がないかと探したんですね。
時々利用しているフリーの素材サイトは殆どないし、画像の出典元としてリンクが掲載できそうなWEBサイトを探したのです。
せっかくだから民族衣装、特に女性のは可愛いから(単に好みでもある)画像を載せたいと、これまた一所懸命に探したりでwww
記事を仕上げるまでに結構手間取ってしまいました。なんとか形になってホッとしています。
カザフ刺繍の画像で、もう少し彩を添えられたらなと思いましたが、画像をお借りできそうなところがなかったです。
画像ソフトを自由に操られるなら、自分でカザフ刺繍の画像を作りますけどね。
カザフ刺繍は美しく、可愛いものもたくさんあるので、検索しているうちに小物が欲しくなってしまいましたwwwww
部屋もファッションもアジアンテイストではないので買うのは我慢・・・できるだろうか?
もともとモロッカンタイルの柄や、アイヌの刺繍柄なんかも好きなので。
でもカザフ刺繍の何かを買う前に、ディマシュのアルバムを買うのが先かしら。悩ましい。
さて、今年もあと数日となりましたね。
どうぞ、静かな、でも良い年末年始をお過ごしくださいませ。