発熱したら早めの検査を受け、あなたの命を守りましょう

今のご時世「発熱したら」というと「新型コロナ感染による発熱」とつい想像してしまいますよね。
まったく新型コロナと何ら関係のない原因で発熱しても、とにかく早く発熱外来でPCR検査を受けてください。
様子見なんてしていたら、手遅れになってしまう可能性すらあります。

我が家で起こったことを時系列に書いています。
コロナ禍の生活、もう慣れているつもりだったのですけどね。

風邪薬ある?から始まった
9月11日(土)の夜「風邪薬ある?」と主人から聞かれたのが事の始まりでした。
熱っぽい顔やだるそうな仕草で、こちらも「風邪」なんだろうなと思いました。

夜中には吐いてしまっていて辛そうでした。
トイレがやたら近くて、膀胱炎になっているとも思いました。
膀胱炎は細菌に感染するのが原因です。体調が悪いと免疫力が低下しますから。

9月12日(日)になると、熱は下がるどころか一層高く、39度近くにまでなってしまいます。
熱の高さから、私はインフルエンザを疑いました。早い時は9月あたりから流行り始めますよね。

主人は新型コロナワクチンの副反応ではないかと疑っていました。
9月8日(水)に、二度目のワクチン接種を受けていたのです。

接種後、3~4日経って副反応がでる人もいるそうです。

厚生労働省
・新型コロナワクチンの副反応についてより
ワクチン接種から数日~1週間くらい経過した後に、接種した腕のかゆみや痛み、腫れや熱感、赤みが出てくることがあります。

二度目のワクチン接種で副反応がでるなら私だろうなと、接種前は結構心配していたんですね。
でも副反応の辛さより、大暴れの新型コロナに罹患したくない、仮に罹患したとしても重症化しづらい、
軽症でも後遺症が軽減されるといったことが私には重要に感じたので、できれば三回目のワクチン接種もしたいと考えています。

あまりにも高熱が続くので、万が一と、主人に検査に行った方がいいよとすすめました。デルタ株は感染力が強いですからね。

ドライブスルーPCR検査
9月13日(月)に、新型コロナに対応している病院の発熱外来でドライブスルーPCR検査を受けました。
事前に電話して、電話で問診があり、保険証番号を聞かれたりしたあと、検査に向かいます。

車に乗ったまま、窓を半分ほど下げて保険証の提示、唾液検査、正にドライブスルー方式です。
検査後は、血中の酸素濃度を計るパルスオキシメーター(貸出)、毎日体温とオキシメーターの数値を記録する用紙などが入った紙袋を渡されました。

お会計は「10日後」で、パルスオキシメーターをその時返します。

新型コロナは陰性だった
9月14日(火)には検査が「陰性」だと連絡がありました。

それでも、お会計とオキシメーターの返却は「10日後」で、コロナ禍ですから本当に仕方のないことですが、診察は受けてもらえません。
発熱外来を受け付けているからこそ、慎重な対応をされたんだとは思います。

延々と高熱が続き、食事は相変わらずできない状態で、ひたすらポカリスエットを飲むだけです。
9月15日(水)に38度を切るようにはなりましたが、このままというわけにもいかないでしょう?

「何が原因で」そんな高熱を出し続けるのか、わかったのは新型コロナは陰性だったってことだけです。
かかりつけ医に連絡し、ワクチン接種済みであること、新型コロナは陰性だったこと、膀胱炎になっていることを伝え検査してもらうことになりました。

急性腎盂腎炎(じんうじんえん)
膀胱炎になっているのもあって、医師側は予測しやすいですよね。
検査の結果、なんと「急性腎盂腎炎(じんうじんえん)」の中等症だとわかりました。熱も出るはずです。

腎盂腎炎とは、腎臓の根元の部分である腎盂に細菌が付着して炎症を起こしてしまう細菌感染症。
慢性化する場合があるので、しっかり治療することが大切です。

飲み薬をもらって帰り、毎日点滴、週明けもう一度検査して結果が悪ければ入院が必要だということでした。

かかりつけ医に入院施設はありませんから、もし入院となれば病院は紹介されるのでしょうけど・・・
このご時世、いくらワクチン接種済みとはいえ、新型コロナ感染リスクが高くなりそうです。
私も全く病院に行かないで済むってことはないでしょうし。

発熱したら早めの検査を
急性腎盂腎炎(じんうじんえん)なんて、主人はもちろん、私もまったく予想しない病名が飛び出て驚きました。

そもそも腎盂って漢字知らないほどだし。
入院は必要なくて、それだけは良かったですが、投薬治療をしているとはいえ結構しんどい様子でした。

コロナ禍でなければ、9月12日(日)は様子見、9月13日(月)に朝一で、かかりつけ医に行っていたでしょう。
発熱があると、まずPCR検査をしなければならないこと。

今回の件で改めて感じたのは、新型コロナに感染したわけではないのに、新型コロナのせいで手遅れになってしまった方がいるのだろうということです。

また、発熱があれば様子見なんてしないで、とにかく少しでも早くPCR検査を受けに行くことが大事。
コロナ禍での生活も慣れているつもりでしたが、コロナ前とは違うんだということを痛感した出来事でした。

※発熱外来がある病院はネット検索で探せますが、発熱外来を訪れる際には必ず事前連絡されてください。

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