【Google順位下げ】朝日新聞一面トップ更に二面へ続くビッグニュース?

昨日、いつもの様に新聞受けに配達された新聞を取り、いつもの様に一面を眺めながら部屋へ入る・・・
ババーン!「グーグル相次ぎ強制下げ サイト検索順位、不適切な操作横行」

昨日の朝刊の一面トップにびっくり、二面にも続いていて更にびっくりさせられました
んん?他にニュース無かったのかな、ま、平和で何よりと違和感を覚えつつ目を通していると
なんかもう・・・いやいやいやいや違うし!
SEOの専門家じゃないから記事内容が微妙なのは仕方ないのか?仕方ないのかね??

「アルゴリズムの内容を公表せずペナルティーの存在を認めていない」から違います

検索ロボット君がウェブを巡回し、拾いあげてきた膨大なウェブページを検索結果に表示する際に
何を基準に順位がついていくのか、その基準がアルゴリズムと呼ばれています
そのアルゴリズムを全て公開すれば、力でそれをねじ伏せる輩が出るから一部公開となっています

ペナルティーに関してもガイドラインとして公表されています
これまでも外部リンクを大枚払って買う等、お金を使えば出来てしまうことをして、検索順位を上げていたウェブサイトは数多あります
当然、それらは「ペナルティー(もしくはその可能性がある)」になるため現在では使わない手法です
新聞の見出しにある「サイト検索順位、不適切な操作横行」はそれを指すのでしょうし、ブラックハックなんて呼ばれたりします

他にもコピーコンテンツや内容が極端に薄い等、ペナルティーもしくは順位が下がっても上がることはないであろうこと
ウェブサイトは私の様な個人運営から大企業運営まで様々ありますが、「やってはいけないこと」は昔から変わらないのですよ
それなのに内容に問題があるまとめサイトが検索上位を締めたことで、昨年末に騒動となってしまったのです

順位が下がる理由

新聞記事には、Googleが「ユーザーにとってより便利な検索」との理念を掲げるなら、ルールに透明性を高めていくべきだと書いてありました

「ペナルティーに対する明確な理由を示さないまま、順位が落ちたからハッキリ理由を示すべきだ」
と言いたい企業もいるのだと推測します

検索順位が1ページ目から2ページ目以降になると、利益は大幅に変わるというのは以前
といっても、私がSEOを意識し始めた9年位前になりますから、少なくともそれ位前には言われていました
順位がひとつでも違うと収益は全然違うとも

仮にペナルティーに心当たりが全く無いにも関わらず、順位が下がった理由がわからない場合
気付いていないだけで、実はガッツリやらかしてるのかもしれません

専門家にチェックしてもらっても下がった理由がわからない時は
順位が下がったのではなく他所が上がった
元々過大評価だったのが正当評価された
と考えることが出来るのではないでしょうか

次々と新しいサイトが開設され、ユーザーのニッチな要求に応えるサイトも増えましたからね
その辺は、猫を飼う人が増えたお陰で、猫関連のグッズが随分充実してきたことに似ています
うちは猫を二匹飼っていて、10年前なら選択肢自体少なくて何かと大変だったのが嘘の様です

人々の心の内が千差万別である様に、ユーサーが検索する理由や目的も千差万別です
当然、どんなウェブページが好ましいかも人により全く違ってきますよね

私は開くのに時間が掛かる重いページは大嫌い(多くの方もかな)ですが、ひとつだけ、重いのを我慢して閲覧するサイトがあります
そこに「満足出来る情報」が必ずあると知っているからなんです

「ユーザーが満足出来る情報」Googleが提唱する理念のひとつでもあるわけですね
これで軽くてページ分割が無ければ100%を越える満足を得るのですが、多分スペースの仕様もあるんだろうなとは思います
もったいない

大切なのは何か

アルゴリズムやペナルティーを明確にしろと言いたいのは、勿論わからなくはないですよ
私自身、SEOなんて知識無い方が良かったなんて思う時があった位です

200以上の要素から成り立つアルゴリズム、しかも開発は継続され今後も変化していきます
アルゴリズムが全て公開されたとしたら、今度はそれに今以上に振り回され眉間の皺も増えるだけ
今以上に大変かも
当然ライバルも同じ情報を知っているのですから、結局、Googleが提唱する様に「中身が大切」なことに変わりありません

また、いくら公開されようと受け取り方に違いは出るとも考えられますし、検索順位は様々な事を総合して決められていくのです
多少検索順位が下がっただけでも、いちいち各サイトに下る度に理由を説明するのでしょうか

逆に大幅下落なら恐らく理由は自社で判明するでしょうし
下がることに過敏になるより、その時間をサイトや記事の充実に使う方が良いです
どーしても下がった理由を知りたいのなら、それこそ検索すれば似た事例が出て来るのでは?
検索順位の検証をしているウェブサイトも沢山あります

SEO以前に、当たり前のことを当たり前に
それが結果Googleが提唱する、ユーザーの利便性にかない、ユーザーが満足するウェブページに繋がっていくことになります
自分がよくアクセスするサイトはどんなサイトなのかも、ユーザー視線で考えることが出来ますね

Googleが悪いみたい

記事を読んだ印象として、まず「強制下げ」や「透明性がない」といった部分に非常に違和感を覚えましたね
IT業界では「検索世界の神」「法を越えた存在」と呼ばれているとも書かれています
ほーん、知りませんでした
ま、これもあくまで私が感じたことですから、何度も言いますが受け取り方は人によります

Yahoo!の検索エンジンがまだYahoo!だけのもので、尚且つガラケーだった10年以上前から
そのガラケーで私はGoogle検索していました
Yahoo!だと404エラーが沢山表示されて使い物にならなかったんだよね
ローカルな情報ならYahoo!でも良かったかな

結局Yahoo!もGoogleの検索エンジン導入し、結果Yahoo!自体の収益もグンと上がりました
私も今はパソコンからなら安心してYahoo!で検索かけています

Googleが検索エンジンの開発をここまで成し遂げたからこそ、私達にもたらされる事は沢山あるでしょう
その陰に、検索順位で一喜一憂するウェブサイトが沢山あるのも事実です

ただそれをGoogleのせいにしてはいけない
何を当たり前のことをと言うかもしれませんが、この記事は新聞記事を読んだ感想でもあるんです

「Googleは業界の神だから」
「もっと透明性が必要」

「検索順位を強制的に下げたGoogleのせいで、収益が大幅ダウン、うちは悪くない」そう聞こえて来るのは空耳かな?

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