UNHCRって知っていますか?名乗りもしない相手にドアは開かない


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名乗りもしない相手にドアは開かない

あなたは戸別訪問してきた、名乗りもしない知らない団体から寄付をお願いされて、寄付しますか?

「こんにちはー、お忙しいところをすいませーん」

台所で猫のトイレ始末用のビニール袋を使いやすくしていた私。
真っ先に名乗らない時点で相手にする必要はありませんが、在宅はバレバレなので応答してみる。

「どちらさまー?」
「あっ、お忙しいとこ恐れ入ります、私こちらの地区の広報担当になりまして、ご挨拶にうかがいました。」

まだ名乗りません。かえってウザイからドアを開けます。
そこには水色と白でまとめたユニフォーム、キャップを被った青年が立っていました。

イメージ的にはボランティア団体っぽい?ぽくない?どっち?www
どちらかならボランティア団体っぽい、まあそう見えるようにしているのだと思います。

こちらの地区の広報担当になったと、地図を見せつつ、名札も見えやすく掲げる。
ちなみにメガネが無いので文字まで見えない私。

「突然で驚かれましたよね」・・・これってなんの社交辞令?驚かないし、アポありで来るわけもねーだろーがよ。

スグに要件を切り出さないのも真っ先に名乗らない奴らには共通しています。
それまでは彼の顔でなく、手元に視線を落としていましたが、しっかり顔を見て「要件は何?」と聞いてみました。

「国連が」とか「難民の」といったワードが聞こえたので、ああ寄付かよと思いつつ答えを待つと、要は寄付してほしい、1、2分でいいから話を聞いてくれということでした。
いや、この時点で2分は確実に経っているでしょと思いつつ、お引き取りいただいた次第。

ここをご覧のあなたも、今「国連が」とか「難民の」とか聞けば真っ先に、ウクライナが思い浮かぶのではないでしょうか。
このタイミングを逃すまいと、胡散臭い連中が跋扈するのも無理はない、正に好機ですからね。

ホントは「真っ先に名乗らない」この時点で「お引き取り下さい」と言ってかまいません。
「要件も聞かないで追い返すの?」「そんな悪いじゃない」とちょっとでも思って、ドアを開け、話を聞いてくれる人が押し売り、セールス、寄付などのターゲットにされてしまいます。

名乗りもしない相手にドアを開く必要はありません。門前払いしましょう。
固定電話も同じく、まず留守電設定にしましょう。
特に電話は「本当に用があるならメッセージを残す」し、そもそも固定電話にかけてくる人って知り合いじゃないもの。

多分本物だった

今回寄付をお願いしに来た事案(怪しいとしか感じないので)と、同じか、似たようなケースがないか調べてみました。
「寄付金詐欺」だと、災害支援などがでてきてしまったので、違うなと「戸別訪問で寄付 詐欺」で検索しました。

おお、ビンゴじゃないのこれ?というものを掲載しておきますね。

UNHCR日本
・【注意】UNHCRをかたる詐欺にご注意くださいより

UNHCRをかたる詐欺などについて
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を装った詐欺事件が報告されています。
UNHCRでの雇用に関する便宜の提供をほのめかした手数料請求、あるいは何らかの金銭の要求や個人情報の提供を求めるといった手口が確認されております。
これらはあくまで不正な詐欺行為ですので、くれぐれもご注意下さい。

・自宅に国連UNHCR協会のスタッフが訪問してきて毎月の寄付(国連難民サポーター)の勧誘を受けました。国連UNHCR協会はこのような訪問でのお願いを行っているのですか?より

はい。現在、当協会ではご家庭への戸別訪問を行い、難民問題の最新状況のご案内とご寄付のお願いをさせていただいております。

ウィキペディア(Wikipedia)
・国連難民高等弁務官事務所より

国連難民高等弁務官事務所(こくれんなんみんこうとうべんむかんじむしょ、
英語: The Office of the United Nations High Commissioner for Refugees、略称:UNHCR)は、1950年12月14日に設立された、国際連合の難民問題に関する機関。経済社会理事会との連携関係にある専門機関から総会の補助機関に改組された。

実を結んでいるのか疑問

「現在、当協会ではご家庭への戸別訪問を行い、難民問題の最新状況のご案内とご寄付のお願いをさせていただいております。」

え?戸別訪問してるの?今時スゴイなあ。
理由は認知が足りていないからだそうですが、人を雇うのもお金かかりますよね?

じゃあ、我が家を訪れた青年は「UNHCR」のスタッフ、本物だったてことかな?
ユニフォームに目が行きはしましたが、ロゴや名札、その他細かく見たわけではありませんし、「UNHCR」に在籍確認したわけでもありませんので、本物の確証はありません。

ただ今回の件は、当の「UNHCR」自身が認知されていないと言っている位なので、「UNHCR」を装って、そっくりなユニフォームまで作って、戸別訪問までして偽りの寄付金集めをする旨みはないかなと。
うちはインターホンすらありませんが、今時のインターホンは録画機能もありますから、対面で顔バレはリスキーでしょうし。

認知されていないからこその、寄付金出す人がいればラッキーと、主に高齢者狙い、断れない人狙いの寄付金詐欺なら逆につかまりにくいかも・・・なんて思いましたがwww

時代が若干遡りますが、東日本大震災では「使っていないジュエリーなどはありませんか?」と、貴金属でも寄付ができますからと、戸別訪問する輩がいたとニュースにもなっていました。
「まさかそんなことで?」という手口でも、騙されてしまう人は一定数いるのです。

品物を購入するのとは違い、寄付や募金は募る相手にお金を渡したら、それで終わり。
掲げた名目通り、本当にそのお金が使われているかどうかまで気にはしても、調べようとする人は少ないというか、ほとんどいないですよね。

中には偽りの募金がバレて逮捕者も出てはいますが、余程のヘマをしない限り逮捕までには至らないのではと思います。

なんだかなー、あの青年が「UNHCR」の本物の人だとしても、名乗ることはせず「あっ、お忙しいとこ恐れ入ります、私こちらの地区の広報担当になりまして、ご挨拶にうかがいました。」だと、セールスや勧誘と思われても仕方ないでしょう。
こんなので認知されるのか、実を結んでいるのか・・・疑問でしかありません。

※以前こちらのページには「ウクライナを支援したい方へ」といった内容も掲載していましたが、ウクライナ関連はこちらにまとめることにしました。
支援の窓口も、こちらに掲載しています。
・ウクライナ侵攻関連記事/寄付の窓口もあります

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