ウクライナ侵攻関連記事/寄付の窓口もあります

ロシアによるウクライナ侵攻は長引きそうです。
今後もそれに関連した記事をアップしていくと思いますので、このページにまとめることにしました。
以前の記事を既に読まれた方は、目次を使って新着に飛んでください。

「ヴィシヴァンカを捨てただと?」を追記しました。

ウクライナを支援したい方へ

ウクライナだけでなく、難民を受け入れているウクライナの周辺国へも支援が必要ですが、便宜上ウクライナを対象にした書き方になっています。

寄付する人を何故批判?
寄付に対して批判する人が一定数います。
だいたいこの辺りが多く見受けられます。

  • ・税金対策
  • ・売名行為
  • ・偽善者
  • ・自己満足

他には「対象者に届くとは限らない」「中抜きされる」とか「日本にも困っている人がいるのに、何故海外に支援する?」といったあたりでしょうか。
言葉のニュアンスやトーンは違いがあるとはいえ

  • ・否定
  • ・批判
  • ・非難
  • ・中傷
  • ・揶揄

ですよね。
寄付という行為に対して、誰がどんな意見や感情を持とうと、それは自由です。

ですが、特に有名人がどこかに多額の寄付をすると、SNSでここぞとばかりに批判しだすでしょ。みっともないと思わないのかな?
あなたはそれで不利益を被りましたか?迷惑かけられましたか?って言いたくなっちゃうwww

今回のロシアによるウクライナへの侵攻を受け、ウクライナに10億円も某社長が寄付なさいました。
スゲーとしか思わない。なぜ素直に「凄いことだね」って言えないんだろうと思いますよ。

ポイントで手軽に寄付や募金をしたい

ウクライナ侵攻のニュースを見ていると、ポーランドの国境沿いではボランティアの方が大勢いらして、それを見ても涙が出そうです。
「放っとけない」「せめて暖かい飲み物でも」と、皆さん頑張ってらっしゃるの。尊い活動です。

先日ね、いつも読んでいる「ロケットニュース24」で、P.K.サンジュン氏が
・【コラム】じゃあ、ウクライナのために何ができるのか?
という記事をアップされていました。

要約すると、お金しか思いつかなかったと。
後はお子さんがいるので、しっかり今回の出来事を伝える位だと。

私も全く同感です。何が出来るかというと寄付する位です。
でも、じゃあ私自身が寄付するかというと、それはまた別の話。

お金振り込む手間がハードルになるんです。
以前の震災時、ワクワクメールがポイントで募金できるといったことを行ったんですね。

少しだけですが溜まっていた手持ちポイントを全部募金させてもらいました。これだと本当に手軽なので。
「何かしたいけど」というモヤモヤが、少しだけ晴れたのを覚えています。

ポイントで募金できるところ

私のように、ちょっとした手間がハードルになるような方、自己嫌悪に陥っていませんか?
何らかの行動に移せなくても、この現状に胸が痛いと感じるだけでも大切なことだと思いませんか?

そして「今度こそ何かしたい!」と思う方、私の様なものぐさでも簡単にできる「ポイント募金」や「クレカ募金」を楽天が行っています。
「楽天クラッチ募金」と名付けられたもので、先の震災時に誕生しています。
※他にも簡単にできる募金を下に掲載しています。

楽天クラッチ募金
・皆様の声から生まれた募金より

2011年の東日本大震災。日本中に支援の輪がひろがる中、インターネットで募金をしたいという多くのお客様の声から、楽天クラッチ募金が生まれました。

方法は3つあります。

  • ・楽天ポイント
  • ・クレジットカード
  • ・楽天銀行へ振り込む

楽天のポイントはチョッピリしかないので、クレジットカードでウクライナ支援の募金しました。

楽天クラッチ募金
・ウクライナ人道危機 緊急支援募金

ウクライナの支援をしたい方へ、これらのページからできます。
もちろん他にもありますが、あなたがお持ちになっていそうなポイントを想定して掲載しています。

ドコモ
・ウクライナ人道支援募金

ソフトバンク
・「ウクライナ支援緊急募金プロジェクト」を開始

Yahoo!やPontaは、ウクライナ支援の中で更に複数募金先があります。
Yahoo!(Tポイントでも可能)
・ネット募金

Pontaポイント
・社会貢献のサブカテゴリー

またいつものことですが、既に寄付金詐欺の迷惑メールも飛んできています。
暗号資産で寄付をお考えの方は、くれぐれもウクライナ政府の公式Twitterで公開鍵をご確認くださいね。

こちらの記事には、飛んできた迷惑メール内容と、ウクライナ政府の公式Twitter、在日ウクライナ大使館の公式Twitterを掲載しています。
・ビットコインやイーサリアムなどの暗号通貨でウクライナへの寄付を呼び掛ける詐欺メール

今回はウクライナに焦点を当てた記事なので、ウクライナのことで書きますが、子供が一人だけで国境を越えて来ることすらあるそうです。
そんな子供の未来が、ウクライナの方々の未来が奪われることも、変えられてしまうことも、誰かに強制されてはなりません。

私のこの胸の痛み、あなたのその涙が、ウクライナの方々だけではなく、ロシアの方々にも届いて欲しいと願います。

動物たちへの支援もお願いします

先日ウクライナ支援のために寄付先を掲載しましたが、ここからはプラスして動物たちのための支援先を掲載しています。

戦禍にあえぐのは人だけではありません。

老犬だからと、大型犬を担ぐようにして徒歩でポーランドを目指す女性。
大型動物を安楽死せざるを得ず、また残った動物たちは飢えで次々と死んでいき、職員も亡くなった動物園。

住居は破壊され家財全てを失ったもの、がれきから助け出された子犬を抱きしめ涙するおじいさん。
この子犬がおじいさんの生きる希望になってほしいと願います。

こうして文字に起こすのもとても辛いです。泣きながら記事を書いています。

ロシア軍に占拠され、物資も途絶えた街の人々の苦しみは想像を絶するものです。
こうなってしまうと、助け出すことすらできないということを思い知らされもしました。

そしてそんな悲惨では言葉が足りない人々の陰に、更に救い切れない多くの動物たちの命がある。

動物を助けたいけど、人出も物資も保護する場所ですら全く足りていない中、動物たちの亡骸を引き取っていく動物福祉団体の方たち。
その様子がインスタグラムにアップされていました。
たった一枚の画像に私は打ちのめされたというのに、動物福祉団体の方たちのメンタルも心配です。

こちらのページにはそのインスタグラムの画像も最後に掲載してあります。

マランダー
・2022年04月12日ウクライナで保護された動物たち~国外での受け入れと現地シェルターの現状レポートより

今日は世界各地で活動している国際的な動物福祉団体「Network For Animals(NFA)」による、ウクライナでの動物たちの保護活動について紹介しよう。
中にはショッキングな場面もあるかもしれない。苦手なお友だちはぜひ注意してほしい。

画像を見るのは辛い方はこちらから直接どうぞ。
シンプルなページなので英語のままでもわかりました。
寄付の方法はいくつも用意されていますので、あなたに合ったものを選べます。

Network for Animals
・Together we have helped thousands of animals around the world.より

どのようにお手伝いしたいですか?
カード
口座振替 (英国)
フェイスブック募金キャンペーン
投稿
電話
レガシーを残す
ビットコイン

海外の団体へ寄付するのがなんとなーく不安な方は、上にも掲載している「Yahoo!ネット募金」から「アニマルドネーション」さん経由で支援が可能。
クレジットカードやTポイントで寄付できます。

Yahoo!ネット募金
・動物のためのウクライナ緊急支援基金(アニマルドネーション)より

プロジェクト概要
ともに生きる動物たち。救うべき存在
私たち公益社団法人アニマル・ドネーション(以下アニドネ)は、ウクライナの動物のために役立ちたい、と基金を立ち上げました。
海外事情に詳しい動物福祉関連の有識者へ依頼をしアニドネ内で対策チームを立ち上げ、ウクライナや周辺国のリサーチを続けています。

「マカリウのハチ公」「ウクライナのハチ公」と呼ばれる秋田犬が話題になっていましたが、この記事をアップする直前に、新しい飼い主が見つかったと知りました。

飼い主はロシア軍に殺害され、もう一ヶ月も飼い主の帰りを待ち続けたリニ。
顔立ちで秋田犬だとわかる位やせ細り、フサフサでくるっと巻いているはずの尻尾も、フサフサはなくなりうなだれていました。

亡くなった飼い主を忘れることはないでしょうけど、どうか新しい家族と幸せに暮らしてほしい。
リニの幸せを遥か彼方から願っています。

ヴィシヴァンカを捨てただと?

ロシアが占拠した地域では着々と「ロシア化」が進んでいる報道をご覧になった方も多いと思います。
そういった報道の中に「幼稚園児が着ている刺繍の入った服を焼き捨てた」もしくは「刺しゅう入りの服を捨てさせた」といったレポートがありました。

一言一句正しく記憶していませんが「刺繍の入った服」を捨てた、しかもまだ年端もいかない幼い子供の・・・。
その報道を見た時、カッとなり、あまりの容赦のなさ、むごさに涙しました。

言うことを聞かない大人より、まずは道理がまだよく理解できていない幼い子たちから、ある種の洗脳をするんだとも思いました。
ロシアがというかプーチンがやたら強調する「解放」などの言葉にも見られるプロパガンダを植え付けようとしている。
本当に恐ろしいことです。

「刺繍の入った服」というキーワードに私が反応してしまったのは幼子たちへの心配もですが、ウクライナには「ヴィシヴァンカ」と呼ばれる刺繡を施したシャツがあります。
報道にあった「刺繍の入った服」は「ヴィシヴァンカ」のことだろうと思ったのです。

ウィキペディア
・ヴィシヴァンカより

ヴィシヴァンカ (ウクライナ語: вишива́нка [ʋɪʃɪˈʋanka] またはвиши́ванка [ʋɪˈʃɪʋanka])は、
ウクライナの民族衣装の俗称で刺繡を施したシャツ。ウクライナ刺繡(英語版)と呼ばれる刺繡が特徴的である。
「ヴィシヴァンカ」はウクライナという国らしさだけでなく、作られた地域をも表している。
知識のある人が見れば、身に着けているヴィシヴァンカからその人の出身を知ることができるだろう。
このようにウクライナにとって刺繡は重要な技術であり、土地に合ったそれぞれの色柄のスタイルが存在する。

ヴィシヴァンカの日
5月の第3木曜日はヴィシヴァンカの日であり、宗教、言語、住む場所に関わらず世界中の全てのウクライナ人の結束を示すものである。
これはフラッシュモブホリデーであり休日にはならない。
この祝祭日にはウクライナのアイデンティティと結束という理念、また愛国心を示すために多くのウクライナ人がヴィシヴァンカを着用する。

ヴィシヴァンカはクライナのアイデンティティの一つ。
幼い子たちから、そのアイデンティティを奪い、ロシアのプロパガンダを植え付ける・・・。

報道では、レポートの中の一瞬のことだし、刺繍の入った服を捨てさせたことの本当の意味に気付く人も中々いないと思います。
私もカザフスタンの歌手であるディマシュのファンにならなければ、ヴィシヴァンカのことも知らないままだったでしょう。
・ディマシュ クダイベルゲン Dimash Kudaibergen の Dears に仲間入り

ディマシュが、ウクライナのキーウでコンサートをしたことがありました。
その時、ファンクラブの方たちが「ディマシュが袖を通してくれたら嬉しいな」と、白地に紺色の刺繍が施されたヴィシヴァンカを控室に掛けておいたそうです。

コンサートが始まるとディマシュは、そのヴィシヴァンカを着て登場。
カザフスタンにも「カザフ文様」をかぎ針刺繍する文化があります。

カザフ文様は国旗に施されているほど、カザフの人々にとって大変重要なものであり、アイデンティティです。
カザフ人だからなおのこと、ヴィシヴァンカの大切さをディマシュは理解していたわけですね。

ヴィシヴァンカやカザフ文様が、日本でいうところの何に当たるのか・・・

民族衣装としてなら和服がそうで、様々な織り方や染め方が存在し、それらが生まれた地域があります。陶芸も同様ですね。
茶道、華道、武士道、建築、庭園、和服、陶芸、桜、アニメ、勤勉、真面目、おもてなし・・・沢山あります。

また、宗教概念も八百万神ですし、ある意味そんな「適当さ」や、世界で最も難しい言語を操る上に識字率も高いといったところもアイデンティティであり、日本の魅力でもあるでしょう。

ヴィシヴァンカを捨てたという、まるで「はじめからそんなものは無かったんだ」とでもいうような酷い扱いを日本に置き換えてみて、真っ先に浮かんだのは桜でした。
花見を禁ずるだけでは飽き足らず、桜の木を正に根こそぎ取り除いて「桜なんてそもそも日本には存在しないのだ!」と。

根こそぎ取り除くのは、切り株から芽が出て小さな枝となり、そこに数輪の花をつけるかもしれないから。
その数輪の花を見た時、日本人が再起するかもしれないから・・・そんな想像をしました。

ロシアによるウクライナ侵攻は、日本の隣国の一つはロシアであると改めて認識させられ、背筋が寒くなります。
実際、北海道全部ロシアのものだとか寝言言い始めていますよね。

人々の心をどんなに傷つけ踏みにじろうとも、その心に宿るものを奪い取ることは決してできません。

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