「.tk」サイトからの大量アクセスと今更な記事自動生成ツールの話
ドメイン末尾に「.tk」がつくWEBサイトからのアクセスが急増、確認してみると、明らかに自動で文章を生成するプログラムを使っているだろう不自然な文章構成のWEBサイト登場。
- 目次
- .tkサイトから大量アクセス
- ・どこの国なのか
- .htaccessファイルで許可/拒否設定
- 記事自動生成ツールを使ったサイト
- ・記事自動生成ツールって使える?
- ・自動生成ツールはSEOに不利
- ・楽な道はない
ドメインが「.tk」サイトからの大量アクセス
当サイトのアクセス元を見ると4月は「http://○○○○.×××××.tk」というのが一気に増えました。
解析から「.tk」サイトにアクセスしてみると、自動で文章を生成するプログラムを使っていると思われるWEBサイトでした。
WEBサイト、いや、WEBページだな。
そもそもどこの国なのか
「.tk」は海外のドメインなのはわかりますが、どこの国なのか思い当たりません。
「トケラウ」という所で、なんと国別ドメイン登録数最多なのだそうです。
ウィキペディア(Wikipedia)
・.tkより
.tkは国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)の一つで、オーストララシアにあるニュージーランドの領土であるトケラウに割り当てられている。
2016年の調査では3100万、2018年には2120万ものドメインが存在しており、いずれも国・地域別ドメイン数の中でも最多となっている。
ウィキによれば、ドメインを無償提供していて(連続90日で25回の訪問がなかったサイトは、自動的に使用停止になる)、フィシングサイトなどの温床となっているとあります。
なるほど、じゃあ当サイトの解析に残る「http://○○○○.×××××.tk」も、放っておくと自動停止になるのかしら。
ここにアクセスする人がいそうにありませんからね。
でも大量にアクセスがあるのは諸々嫌なことですし、当サイト内に掲載している画像が使われているのに当サイトへのリンクはないから著作権の問題もあります。
「.tk」からのアクセスを拒否したほうがいいですね。
.htaccessファイルで許可/拒否設定
「.htaccessファイル」に記述すれば簡単で、ドメインだけでなく、IPアドレスももちろん可能。
こちらのベスト5記事に書いた「semalt.com」からのアクセスを拒否したい場合も同様です。
・【2021年】4月のアクセスベスト5
「.htaccessファイル」は記述やアップロード方法を間違えると、サイトそのものがエラーで表示されなくなる可能性があります。
念には念で、元の「.htaccessファイル」のコピーを保存しておくといいかもしれません。
国内のみ許可の注意点
海外から意味のないアクセスが多くて・・・という場合は、日本に割り当てられたIPアドレスからのアクセスのみを許可するのが一番簡単です。
国内のみ許可するときは、次のアクセス許可を忘れないようにしましょう。
- ・Googleなどの検索ロボット
- ・サーチコンソールなど解析に利用しているもの
- ・WordPressなどテンプレートやプラグイン
- ・TwitterなどのSNSからのアクセス
.htaccessファイル内の記述
コードの意味は
Order 順番を指定
allow 許可
deny 拒否
必ず最後に改行を入れます。
当サイトならこんな感じなのかな、ものすごく自信がないです。
許可、拒否の順番で
許可は全部
拒否は「.tk」
Order allow,deny
allow from all
deny from .tk
記事自動生成ツールを使ったサイト
こういったゴミサイトでも、広告が掲載されているなら広告へのアクセスを誘いたいからとか、決まって同じ他サイトへのリンクがあるなら衛星(サテライト、以下同じ)サイトの役割と、何らかの理由があります。
でも外部リンクどころか内部リンクさえ存在しない、あるのはサイト内検索のフォームだけでした。不思議。
上に書いたように、.tkサイトは自動で文章を生成するプログラムを使っているのだと思います。
記事内容に沿うものをネット上にある様々なWEBページから、自動で収集して、あたかも「記事を更新しています」といった風を装うわけです。
そういったプログラムを使っても、特に文章の組み立てが不自然になってしまうことや、SEOには不利にしかならないなどから、そんなWEBページを目にする機会も減っていたのですが。
この頃はすっかり見なくなっていた「ゴミ」と揶揄される「記事自動生成ツール」で書いた記事を再び目にするとは・・・
しかもスゴクひどい。まさにゴミですよ。
ネット上にある文章を拾いまくって、要はコピペなんです。そんな構成だから法的な問題もあるでしょう。
「このテーマで記事を書こう」と思ったらテーマだけ入力して「あとはAIにお任せ!」なら、それは楽でしょうけどね。
3月、4月はこちらの記事を書くのに大変でしたもの。
- 【ポケリッチPUROJECT】コロナ相場に左右されることなく月に30万円【加藤浩二にご用心】
- 【180倍の利益を獲得】国家規模の超大型投資情報【Horos】って何?
- 「Horos」のホワイトペーパーや発行元のWEBサイトを見ても疑問が残るだけだった
- 【毎日年金クラブ】不労所得の新常識であなたも国に頼らない生活が出来るのか【柳楽幸一】
- 【NEO PLUS/ネオプラス】5日で資産が40倍、スマホ1台で1,000万円は本当か【澤村大地】
「http://○○○○.×××××.tk」は、国内地域別にページを作っているっぽい位しかわからないですね。
支離滅裂ながら、主に出会い関連サイトと求人情報サイトから文章を拾ってきているようです。
なぜ、当サイトの解析に出ているかは、これも想像ですが、自動取集ロボットが巡回中に当サイトへアクセスした形跡でしょう。
記事自動生成ツールって使える?
「ブログ記事自動生成」で検索すると、そういったツールがでてきます。
ここでは「記事自動生成ツール」としますね。
そもそも何故そんなものが登場したかというと、上に書いたようにWEBサイトの記事を更新していくって大変だというのもありますが、以前 SEO対策の一つとして、メインのWEBサイトの他に、いわゆる衛星サイトを量産してメインサイトへのリンクを貼るといった手法がありました。
SEOには、今も変わっていない要素のひとつとして「バックリンクの数」というものがあります。
良い記事なら、「参考に」とか「ここ詳しいよ」とか、その記事を自然に広めてくれますよね?
そうして、あくまでも自然にできていくリンクでなければならないのを、人為的に作ってしまうのです。
一時期お金を出して「リンクを買う」というものが流行りましたが、GoogleからNGが出てしまい、今度は自分で沢山WEBサイトを作ってリンクを増やそうというものに変化していったのです。もちろん今は通じない手段です。
サイトも記事も量産するのは大変だということで「記事自動生成ツール」爆誕wwwとあいなったわけです。
衛星サイト量産も記事自動生成も、SEOとして既に使えません。
記事自動生成ツールが流行り、やがてそれもNGとなり、記事を外注する流れへ変化していきます。
すると今度は「まとめサイト」が次々と出現、しかしコンテンツのペラペラ具合や命にかかわるような事案まであって、ライターさんへの依頼も慎重な流れができます。
そんな色んなことがありましたが、記事の更新の大変さは変わらないどころか、内容の正確さや充実度、ユーザビリティの考慮その他もろもろで、記事を書くことの大変さ、難しさは更にハードルが高くなっている状況です。
それでも「記事自動生成ツール」がなくなることはないでしょう。
記事自動生成ツールはSEOに不利
記事を書くことで大切なのは、内容の正確さや充実度ももちろんですが「読みやすさ」も肝心です。
文章の書き方にも人の好みがあるとはいえ、読みやすい、理解しやすい文章を書くに越したことはありません。
読みやすい文章の代表的な型に「PREP法」といったものがあります(詳細は割愛)し、それを元に全体を組み立てていけば、それなりのものは仕上がっていきます。
書くの苦手・・・な人でも、まずは「PREP法」を参考にされるといいかもしれません。
ここでいう文章や記事はWEBサイトに掲載するためのものですから、スマホやパソコンから見やすいかどうかもありますね。
真っ黒(000000)の文字で埋め尽くされ、改行や余白が少ないと、それだけで疲れてしまう、漢字が多すぎてもいけない。
そういった様々な課題を「記事自動生成ツール」がすべてクリアしてくれるわけではありません。
また、WEBサイト特有のコンピュータもしくはロボットもしくはAIに伝えるために、人の目から見えない部分に色々な「タグ」と呼ばれるものが付けられています。
言語の指定、記事のタイトル、見出し、記事の全体の構造など、改行一つにもその「タグ」が使われ作成されています。
それらを極力正確にマークアップして、コンピュータもしくはロボットもしくはAIにも正確に理解してもらおうともしています。
「記事自動生成ツール」を使ってWEBページを作成したとしても、主にGoogleから低品質なコンテンツとみなされ、検索順位に悪影響する可能性もあります。
・コンテンツの自動生成
楽な道はない
「SEO対策をしたい」「自サイトへのアクセスを増やしたい」と思う人の多くは、アフィリエイトで成果をあげたいから。
そういった人の中には「たくさんのコンテンツを作るのは大変だから、ツールで自動的に文章を書けないかな」と、ツールに頼ろうと考える人がいる。
でもそこに楽な道はないことだけは確かです。
自分自身で苦労して必死で書いた記事をツールが勝るようなことはまずないでしょう。
ちなみに「記事自動生成ツール」は性能が良いと当然高額な商品で、だからといって人が実際に書くには及ばずです。
情報商材で、単に紹介しているだけというものもあります。
「記事自動生成ツール」をあてにするくらいなら、正直な話アフィリエイトで稼ぐこと自体やめたほうがいいです。
ネットで実際に稼いでいる人がどの位の割合なのかご存知ですか?
私がこの下手くそな文章と、決して美しくないサイトデザインでこれまで続けてこれたのは、ほとんど趣味に近くて楽しいからです。
アフィリエイトでの成果はオマケでしかありません。
記事を書くことだけでなく、どうすれば自サイトへのアクセスを増やせるのかという、記事を書くより難しいかもしれない永遠の課題もあります。
どのページも検索結果には表示されたところで、まずはクリックして当サイト内へ訪れてもらわないとなりません。
検索した人に対して、どんなアプローチをすればクリックしてくれるのか?
- ・記事を書く
- ・アクセスしてもらう
この二つを「容易いことだぜ」と思える日は、とても来そうにありません。