SNSでお金配り【5万円全員一律給付毎日1000万円配布】信じてないよね?
SNSでお金を配る人々をあなたはご存知ですか?
2019年、ZOZO創業者の前澤友作氏が100人に100万円、計1億円をお年玉としてプレゼントするとツイートし、大反響を呼びました。
翌2020年にはさらに人数を増やし100万円を1000人に配る企画が行われました(2020年の企画は何らかの問題も生じたようで、詳しく知りたい人は検索してね)。
また、同じく2020年にはTwitterで、YouTuberヒカルさんの偽アカウントが登場「フォローRTした全員に10万円配ります」とツイート。
ヒカルさん本人は騒動を知らなくて、ファンからの知らせで「プレゼント企画は一切やってません」と注意を呼び掛ける事態となりました。
この手のことに「なりすまし」や「便乗」はよくあることですが、なりすましも便乗も「詐欺師」の可能性があるので注意しましょう。
応募条件には「アカウントをフォローすること」や「指定のツイートをリツイートすること」といったことがありますが、難しいことではありませんよね。
フォローはボタン一つでできちゃうし、リツイートも・・・って実は私、フォローと閲覧、検索しかしていませんwww
何故お金や品物を配るのか
配るのはお金に限ったことではなく、企業の新商品などの場合もありますね。
何故、TwitterやInstagramなどのSNSを利用してお金や品物を配るのか、それは利益につながるからに他なりません。
知ってもらうため
知名度アップ
個人もしくは企業の売名のため・・・というと印象が悪いでしょうか、売名はネガティブなイメージがありますからね。
とにかく耳目を集めることさえできればいいので、損して得取れの知名度アップのために何かを配る。
効果的な宣伝
TwitterやInstagramなどのSNSで「プレゼント企画」として、企業の新商品を配る。
ネットがなかった時代から現在も「試供品」が無料配布されることはありますよね。
広告代理店に広告を依頼するとお金がかかりますが、SNSを利用すれば基本的に無料です。
拡散に成功すれば、それだけで大きな効果が得られますし、もしもトレンド入りを果たせたなら最高でしょう。
プレゼント企画に応募してもらうには「コチラ」と自社のWEBサイトに誘導でき、新商品以外のものも知ってもらう、購入してもらうチャンスも生まれます。
SNSは若い世代が多いので、世代のターゲットも絞りやすいのかもしれません。
アフィリエイトのため
同じ広告でも、自分のWEBサイトに掲載している広告を収入につなげたい側です。
私が当サイトに掲載している出会い系サイトの広告も「成果報酬型」のアフィリエイトです。
クリックだけで報酬が発生する「クリック報酬型」もあります。
アフィリエイトは、ブログなどWEBサイトを持っていれば簡単に始められ、すっかりスマホ対応も当たり前になりましたから、アフィリエイトに参入する人も自然と増えています。
私のように個人で行う人もいれば、会社が持つWEBサイトに掲載されている広告も、ほとんどアフィリエイト広告です。
先日は誇大・虚偽広告についてまとめています。
・誇大、虚偽なんでもありのネット広告に注意!【トラブル続出】
自サイトに誘導
当サイトもアフィリエイト広告掲載しているように、アフィリエイト広告を掲載している自分のWEBサイトに来てもらいたいから。
Youtubeのように広告再生回数に応じて報酬が支払われるタイプもありますから、動画を載せているツイートも多くあります。
Twitterが日本で流行り始めた頃「アフィリエイターはSNSを活用して云々」「FacebookとTwitterを攻略して収益アップ!」と、ドヤ顔付きで散々言われたものです。
もともとアフィリエイトとSNSは切っても切れない、もしくはとても相性が良いとされているんですね。
え?私ですか?
まず、ネット上でも人見知りってあるんだなって思い、ネットで不特定多数と絡むのは苦手です。
マメな性格ではないので、このサイトを更新するのが精一杯で「SNSに活動の場を広げよう!」とかいうのは無理すぎて「FacebookとTwitterを攻略」のような、SNSからの流入は最初からあきらめていますwww
もっぱら検索エンジン頼みです。ほぼそこからの流入。
オプトインアフィリエイト
オプトインアフィリエイトについては、こちらにまとめています。
・LINE@とオプトインアフィリエイト
簡単に言ってしまえば、何かを紹介し、それを見た人がメールアドレスの登録をすると報酬が発生するものです。
「LINE友達登録」がやたら多い(この場合はLINEのID登録ね)のも、オプトインアフィリエイトが原因の一つでしょう。
LINEで友達登録した人、というか「ID」としか見てないであろう相手に広告をガンガン送って、広告にアクセスや登録などの反応があれば、これもまたアフィリエイト収入になります。
以前ならメールアドレス宛に送られていた広告込みのメルマガと同じです。
自サイト誘導タイプもオプトインアフィリエイトも、このように悪徳業者もしくは詐欺師のSNSを利用している可能性もありますから注意しましょう。
- ・WEBサイトに行ってみたらサクラ出会い系サイトだった
- ・LINEで友達登録したら広告しか送られてこない
- ・情報商材を売りつけようとする
- ・投資ツールを売りつけようとする
- ・稼ぎ系高額塾/セミナーへの誘いだった
個人情報収集目的
オプトインアフィリエイトに似ていますが、こちらはSNSを利用して何かの企画をするフリだけして個人情報を集める場合です。
例えばTwitterでプレゼント企画をし「応募は要項が書かれたDMを返しますので、要項を埋めたDMで応募してください」といった感じ。
「要項」はもちろん、あなたの住所氏名などの個人情報です。
当選品を発送するのに、住所氏名電話番号が必要なのはわかりますが、何故かクレジットカードの情報まで要項に入っていたなんてことも実際にありました。
プレゼントを指定住所に届けるのに、クレカ情報は必要ありませんよね。
もちろん、応募した何かがあなたの元に届くことはありません。
こういった企画に応募し、個人情報を教えてしまう人はいわゆる「情報弱者」と位置付けられ、悪徳業者にとって「いいカモ」になります。
集めた個人情報は、悪徳業者に転売する場合がほとんどでしょう。
「LLINEアカウント売買」で検索すると、こういったものがありました。
※アカウント売買は規約で禁止されています。
アカウント・アイテムを売買できる!RMT.club
・LINEアカウントのアカウント、アイテム販売・購入一覧より
こちらはWEBサイトを売買しているものですが、LLINE@のアカウント2,372人分を販売するとしています。
「属性は副業属性がほぼ100%です。」「オプトインなどでも収益は十分でると思います」とありますね。
売却サイト詳細
・LINE@有効友達数2372人のアカウント販売しますより希望価格(税込) 2,750,000 円
月間売上 1,000,000 円
月間営業利益 994,600 円
会員数 2,372 人LINE@のアカウントを販売します。
2年ほどでコツコツ貯めたフォローワーです。
属性は副業属性がほぼ100%です。私個人の名前のアカウント名ですので繋がって頂いている方はファンの方が多いと思います。
運営に必要な知識・技術 オプトインなどでも収益は十分でると思います
このように、お金配りやプレゼント企画をする理由はさまざまあり、カモへの撒き餌に過ぎないことも。
「現金プレゼント」でTwitter内を検索すると楽しいですヨwwwもう、次から次へと湧いてきますから。
全ては偽りでできている
実際に「現金プレゼント」でTwitter内を検索して出てきたものを例にしますね。
ツイートを転載する場合は埋め込まなくてはなりませんので、アカウント情報なしで2例、数字などはこちらで変更しています。
ツイート例
5万円全員一律給付
毎日1000万円配布しています
詐欺、誘導なし
既に3,3957,580円配布済み
フォロー、RT、いいね
この3点をこのツイートと固定ツイートにした人全員に配布
【全員一律給付74日目】
既に10億以上配布しています
フォロワー3100人が贈るプレゼント企画
全員に5万円を一律給付します
昨日も1000万円配布しました
詐欺、誘導なし
給付条件は
1.フォロー
2.リツイート
3.いいね
のみです
【全員に配布するまで終わりません】
お決まりの画像
Twitter内で検索した内容はどれもよく似ていて、複数のアカウントを使い、ウソのお金配りツイートをしている場合もあるかもしれません。
内容が似ているどころかほぼ同じで、使っている札束画像ですら同じといったケースもあり、ただ呆れるだけです。
金持ちアピールのために、どのアカウントにも共通しているのが「山の様な札束画像」と「何千万とか何億と記された口座の残高画像」です。
正直こんなもの見て信じてしまう人が、私には信じられないです。
以前なら、一等地にそびえ立つようなタワーマンションや高級外車で金持ちアピールをしていましたが、やはりネットが浸透した今の時代はネットバンキングの何千万とか何億と記された口座の残高をスクショして、一緒に掲載。
画像はもちろん「それらしく」見えるように加工しています。
私は無料の画像ソフトしか使っていませんが、某有名画像ソフトの有料版はどんどん進化していて、消したい部分を指定すれば簡単に消せます。
そして、消えた部分には背景が何もありませんから、これまたカンタンに指定した背景にできます。
「本物の証拠に私のIDも一緒に写しました」と、TwitterのIDを紙切れに書いたものが山の様な札束の上にあり、自分が所有する本物の札束だとしているお金配りさんもいましたヨ。
そういった札束画像や口座の残高画像に、加工の痕跡が残っていないか簡単にはわかりませんし、わざわざ調べる人もいないでしょう。
疑いの目を向ける人は、そもそも信じていないのですし。
本物と偽物の見分け方
ではどうすれば、本物と偽物のお金配りさんを見分けられるのでしょうか?
え、マジで見分け方を知りたいですか?本当にこんなウマい話があると信じているのですか?
応募するなら、せいぜい企業が行う「プレゼント企画」「キャンペーン」だけにすることです。
個人名なら著名人であることです。
アカウントは本物か
企業の場合は自社のHPを持っていることも多いので、HPにFacebookやTwitter、Instagramなどリンクが貼ってあります。
Twitter内のツイートからではなく、いったんその企業のHPをネットで検索して、HPにあるTwitterへのリンクから進みましょう。
なぜわざわざネット検索までして企業のHPへ行くのかというと、Twitter内のツイートだけだと、偽物の可能性があるからです。
この記事の冒頭にも書いたように、この手のことに「なりすまし」や「便乗」はよくあることです。
個人の場合は有名な人に限ります。
YouTuberヒカルさんのように、偽物が出たことをファンが知らせています。
個人の場合は有名人なら、本当にそのSNSを利用しているのか、本物なのか、周囲が教えてくれるようなものですね。
今の時代、SNSでのフォロワー数が多い人、インフルエンサーと呼ばれるような人なら、有名人の類でしょう。
また、有名な人がプレゼント企画をしているなら、ネット検索で何らかの反応が示されている可能性が高いので、すんなり本物かどうかわかるかもしれません。
ただし、あなたを信用させるために「当選しました!ありがとうございます。」「今日5万円振り込まれました、やったー!」という自作自演、サクラが書き込みをするアカウントもあります。
どうか惑わされないようにしてくださいネ。
他にはこういったことがポイントになります。
- ・プレゼント企画以外のツイートをしていない
- ・アカウントが新しい
- ・IDのアルファベットが適当
- ・札束画像を載せている
- ・通帳の残高画像を載せている
詐欺にあわないために
こんなことを要求されたら、すっぱり引き返しましょう。
応募しようとしたのに断るのは気まずいなど考えなくて大丈夫!気まずいどころかフォローを外し、以後一切関わらないようにしましょう。
何かの購入を勧められる
例えばお金が稼げると謳った情報商材や、投資に利用するアプリなどのツールをすすめてきた場合です。
初めからそれが目的なので、どんなに待っても応募したプレゼント(品物や現金、以下同じ)はあなたの元に届きません。
クレジットカード情報を聞かれる
品物なら、あなたの住所氏名、お金なら口座番号と名義人が必要ですが、プレゼントは貰うもので購入するものではありません。
クレカ情報を聞かれた時点で断るか、以後無視、拒否で構いません。
お金を振り込ませる
「プレゼントに当選しました。プレゼントを受け取るには会員登録をし、手数料(1,000円)だけ振り込んでください」といった、いくらか先に支払わないとプレゼントを受け取れない場合。
「手数料」は「登録料」「会員費」など別の言葉で表現されることもあり、金額は基本的に1000円~3000円ほどで支払いやすい金額になっています。
相手は当サイトがメインで扱う「有料サクラサイト」の可能性があります。
1000円なら、これさえ払えば5万円手に入る・・・ことは永久にありません。
詐欺師のカモにされ、様々な名目でお金を請求され続けるだけです。
こうした騙しの手口には上にも書いたように、あなたを信用させる目的で「当選しました!ありがとうございます。」「今日5万円振り込まれました、やったー!」という自作自演、サクラが書き込みをするアカウントもあります。
どうか惑わされないようにしてくださいネ。
TwitterやInstagramなどのSNSで、プレゼント企画に応募する際は、リツイートやシェアだけで本当に手軽に参加できてしまいます。
コロナ禍でひっ迫した生活を送らざるを得なくなった人も沢山いる今の状況は、詐欺師にとって好都合です。
書いてあることを鵜呑みにせず、慎重な行動をとりましょう。
このことに限らず、普段から簡単に個人情報を渡していませんか?
最後に、毎度おなじみ祖母が残した名言「チョコレートをあげるよと言われても、絶対についていったらならんよ」を。
「ウマい話はない」という意味です。