ネットの「オイシイ話」は99.9%詐欺!騙される前に知っておくべき危険なサイン
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毎日テレビCMやSNSで目にする「お得な話」。
PayPayのポイント還元、楽天の抽選キャンペーン、メーカーのプレゼント企画。
こうした身近なキャンペーンに慣れ親しんでいるからこそ、私たちは偽のキャンペーンを見抜けなくなっています。
特にSNS時代の今、エコーチェンバー現象によって「稼げる情報」や「お得な話」ばかりが目に入り、判断力が鈍ってしまうことも。
この記事では、現代詐欺の巧妙な手口と、私たちがなぜ騙されやすくなっているのかをお話しします。
実在するお得なキャンペーンの存在

毎日目にしている「お得なキャンペーン」。
スマホ決済のポイント還元、クレジットカードのキャッシュバック、メーカーのプレゼント企画…。
しかし、その中に巧妙に紛れ込んだ「偽物」があることをご存知でしょうか?
毎日テレビCMやSNSで目にする「お得な話」。
私たちは無意識のうちに、数多くのキャンペーンに触れています。
例えば、
1. スマホ決済サービス
PayPay、d払い、楽天ペイなどのスマホ決済サービスは、新規ユーザー獲得や利用促進のために、頻繁に大規模なキャンペーンを実施。
・抽選キャンペーン
・新規登録・利用キャンペーン
2. クレジットカード
クレジットカード会社も、新規入会や利用促進のために様々なキャンペーンを実施していますね。
・新規入会キャンペーン
・特定店舗での優待
・ポイントアッププログラム
3. メーカーやブランドのキャンペーン
食品メーカーや家電メーカーなどが、自社商品の購入を促進するためのキャンペーン。
・キャッシュバック・プレゼントキャンペーン
・購入者限定の抽選
・SNSでのプレゼント企画
4. 地域の消費喚起キャンペーン
地方自治体が、地域経済活性化のために独自に実施するキャンペーン。
・デジタル地域通貨
・商品券・プレミアム付商品券
このような「実在するキャンペーン」の多くは、以下の特徴を持っています。
- ・公式サイトや公式アプリでの告知
- ・明確な条件と期間
- ・事前のエントリー
これらのキャンペーンは、テレビCMで頻繁に流れ、SNSでもよく目にしますよね。
公共交通機関や街角の自販機も広告媒体といえるでしょう。
広告として出しているもの、公式が自社でSNSにアップするものなど、「キャンペーン」だけでも私たちは常に目にしています。
いつも目にしているからこそ、偽のキャンペーンが紛れ込んでいても、偽物だと気づきにくくなります。
「いつものキャンペーンだ、またやってるの?」と思うかもしれません。
また、非常に個人的な話で恐縮ですが、我が家では最近こういった「お得なキャンペーン」で、実際にトリプルコンボを達成したんですよ(笑)。
- ・スマホ決済サービスでチャージした金額の10%ポイントバック
- ・同サービスでチャージした金額の100%ポイントバック
- ・地域限定の○○ペイに当選し対象店舗で二割引きに
一人二万円配るだの、消費税をどうにかするだの、本当にやる気があるのかないのかすら分からない政治家のうんちくだけじゃお腹は膨れません。
こういった本当に「お得なキャンペーン」が、私のような庶民には、どれだけありがたいことか!
キャンペーンではないですが、実際に一攫千金を狙って「宝くじ」を購入する人は、いつの時代も多いですよね。
毎日これだけの「お得な話」を目にしていると、私たちの感覚は麻痺してしまいがち。
その中には巧妙に紛れ込んだ「偽物」の存在を忘れてはいけません。
偽のキャンペーンが本物に見えるワケ

「大金が当たる」といった、あり得ないような話に、なぜ私たちは騙されてしまうのでしょうか。
それは、詐欺師が「実在するキャンペーン」の手法を悪用し、人の心を揺さぶる手口を使うからです。
偽の大金が当たるキャンペーンは、様々な手口で人々を騙す古典的な詐欺の一つです。
その多くは、以下のような特徴と手口を持っています。
メール・SMSでの通知
大手通信会社や有名企業、時には政府機関をかたり、「高額当選しました」「生活支援金の支給対象です」といったメッセージを送る。
本文にはURLが記載されており、「手続きはこちら」とクリックを促す。
SNSでの「お金配り」
SNS上で有名人や資産家を装い、「〇〇円をプレゼントします」「抽選で〇名様に現金配布」といった企画を告知。
応募者には「当選しました」とダイレクトメッセージを送り、当選金を受け取るための手続きと称して個人情報や手数料を要求。
偽のウェブサイトへの誘導
メッセージに記載されたURLをクリックすると、本物そっくりの偽サイト(フィッシングサイト)に誘導。
そこで「当選金を受け取るには、手続き費用が必要です」などと称して、コンビニで電子マネーの購入や銀行口座への振込を指示。
なぜ、こんなに荒唐無稽な話に引っかかってしまうのか?
それは、詐欺師が「実在するキャンペーン」の手法を悪用し、「有名企業を名乗る」「少額の当選で信用させる」といった巧妙な手口を使うからです。
アクセスが爆増した「偽のキャンペーン」例
さてここで、過去の偽キャンペーンに触れておきたいと思います。
携帯三大キャリアを騙るキャンペーンが迷惑メールで私に届いたものなんですが、当サイトにアップするとアクセスが爆増して驚いた記憶があります。
当サイトへのアクセスは検索経由がほとんどで、多くの人は「まさかね、これ迷惑メールだよね」「偽物だよね」と、自分の判断に念押しする形で検索されたのだと思われます。
多くの人が「まさか」と思いつつ「本当だったらいいのに・・・」とため息をついたでしょう。
中には迷惑メールのタイトル全文を検索窓にコピペしたケースも複数ありました。
個人的に強烈なインパクトがあり、今でも忘れられない当サイトでの出来事の一つ。
キャンペーンの内容よりも、やはり「携帯三大キャリア」を名乗るというところが、どこか信ぴょう性があり、いろんな意味での「まさか」を生み出したのだろうと推測します。
こちらがその記事です。

ドコモ電話番号抽選結果~当選番号0744543896~

【祝!】~3大キャリア利用者限定~宝くじ抽選会当選!
詐欺は「お金」を餌に時代とともに進化する

詐欺の手法は、時代とともに変化しています。
当サイトを立ち上げた当初は「このサイトでやり取りしてる相手はサクラですか?」みたいな、ユーザーの悩みとして「サクラ判別的要素」が多かったんですね。
それと、「無料の占いサイトに登録したら、有料の出会い系サイトからメールが来るようになった」といった、同時登録と呼んでいる悪徳手法に関する相談です。
他には「これって迷惑メールですよね?」みたいな感じ。
それが、芸能有名人騙りのサクラがドンと増え、それを信じちゃう被害者が急増するパターンへ移行。
この時期はいわゆる「ブログ」が流行っていて、芸能人もブログで情報発信するようになった時代背景があり、ファンもブログにコメントを残せたりと、好きな芸能人との距離が少しだけ近くなります。
やがて、芸能有名人騙りのサクラと入れ替わるように急増していったのが、支援や援助系のコミュニティを装う悪質サイト。
「あなたを支援させてください」「遺産を受け取ってもらえませんか?」という、支援や援助の申し出をするサクラが登場します。
支援や援助の申し出をするサクラは大成功をおさめたようで、この手のサクラが悪質な出会い系サイトでは主流となり、それはいまだに続いているのです。
支援や援助系のコミュニティを装う手口
この手口は、人の「困っている人を助けたい」という善意や、「誰かと繋がりたい」という心理につけ込みます。
詐欺師たちは、ターゲットの心の隙間に忍び込むために、常に新たな切り口を探しているのです。
1. 支援金・給付金詐欺
国や自治体、NPOなどの公的機関や支援団体を装い、「あなたには支援金を受け取る権利がある」と持ちかける手口。
2. 寄付金詐欺
災害や社会問題などで困っている人々を助けるための寄付を装う詐欺。
3.「援助交際」を装った詐欺
SNSや出会い系アプリで、「経済的に困っている人を援助したい」と称して近づく詐欺。
4. 仮想通貨や投資の「助け合い」コミュニティ詐欺
仮想通貨や投資のコミュニティを装い、「みんなで助け合って利益を出す」と勧誘する詐欺。
これらの詐欺に共通するのは、「困っている人を助ける」または「困っている人が助けられる」という人の優しさや切実な気持ちを利用する点です。
特に日本人の場合、自分も困窮しているのに他人の手助けをしようとすると言われる場合もしばしばで、災害時などにそういった光景をあなたも目にしたのでは?
人の優しさや誰かのために役に立ちたいという「善の心」を詐欺師は巧みに利用するのです。
情報商材がなぜ「お金儲け」に集中するのか

次に、情報商材の話題に移ります。
なぜこのジャンルが詐欺に悪用されやすいのか、その背景にある「稼ぎたい」という人の欲求に焦点を当てます。
情報商材とは、「情報」そのものを商品として、主にインターネット上で売買されるデジタルコンテンツ。
これらは「高額収入の実現ノウハウ」と称され、PDF、動画、音声ファイル、ウェブアクセス権などの形式で提供されます。

【情報商材の甘い罠】見極める力を身につける完全ガイド
情報商材はもう「お金儲け」「お金稼ぎ」といった「お金を増やせる」といった内容ばかりになってしまいました。
「お金を増やせる」といった内容ばかりになったということそのものが、「お金儲け」「お金稼ぎ」といったジャンルの情報商材に人気が集中している理由でもあります。
ただ、情報商材自体は「あなたを稼がせるものでは決してない」ので、そこを勘違いしないようにしましょう。
あくまで、情報商材を作成した人への売り上げや、情報商材をアフィリエイトした人への報酬になるだけですよ。
情報商材の種類は多岐に渡りますが、主なものはこんな感じ。
- ・公営ギャンブル
- ・暗号資産(仮想通貨)
- ・ 暗号資産や株式投資、FX投資
- ・AIプラス○○
「情報商材」と「出会い系サイト」ではジャンルが全く異なりますが、「お金」を餌にカモネギを待っているというところで何らかわりはない。
「人を欺き金を奪う」どちらも詐欺なんですよ。
なので情報商材に関しても当サイトで注意喚起しているわけです。
これらで「絶対稼げる方法教えます」と、暗号資産やAIなど、その時代の流行を取り入れるのも詐欺師は得意としています。
これまでも何度も書いていますが、「情報商材=詐欺」ですからね。
こう断言すると、いやいや全部が全部詐欺じゃないでしょ?と言う人が必ずいますが、そんなのパチンコやスロットの攻略法と同じで、全部が全部詐欺じゃないけど、ほぼほぼ詐欺だから(笑)。
「99.99999%詐欺じゃないなら詐欺じゃない」とか言い張る人がいると、騙される人が出るの。
ま、勝手です。信じようが信じまいが、詐欺でも詐欺じゃなくても、私個人に何ら影響はない。そうでしょ?
それでも詐欺対策サイト運営してるんですよ、2007年から、もうすぐ20年です。
詐欺被害が減るどころか増えてるじゃないですか。
詐欺だ、悪質サイトだと何故断言するかというと、断言しないと、断言してあげないとダメだからなんですね。
「詐欺だと思います」「悪質サイトの可能性が高いです」といった感じで「ぼやかして」書いてもいいし、そのほうが私も安全、マジ安全。
過去には悪徳業者から嫌がらせされてもいますので、断言しないほうがいいか・・・とちょっとだけ思ったことだってあるんですね。
でも違う、それじゃこのサイトを運営している意味ねーよと。
検索して、自分の判断が正しいかどうか「最後の一押し」が欲しいユーザーも多いのね。
だから、断言してる。
話がそれましたが、なぜ情報商材が「お金儲け」に集中するのでしょうか?それは、多くの人が「楽して稼ぎたい」という願望を持っているから。
詐欺師たちは、このニーズを満たすかのように見せかけて、実体のない情報を高額で売りつけてくるというわけ。
エコーチェンバーが詐欺被害を加速させる

SNSにおけるエコーチェンバーとは、自分と同じ意見や価値観を持つ人の情報ばかりに触れることで、その意見が増幅・強化される現象。
これは、まるで反響室(エコーチェンバー)にいるかのように、自分の発言が周囲から繰り返し返ってくる状況を指します。
例えばYouTubeで、「稼ぐ」と検索し動画を視聴すると、おすすめには似たような「お金稼ぎ」や「お金儲け」の動画がどんどん表示されるようになります。
それをずっと見ていると、視聴しなくてもサムネやタイトルを見続けていると、なんだか「本当」のような気分にさせられちゃう。
こうして情報商材やら詐欺やらの注意喚起を促す私でさえ、「AI使ってサクッと動画作れちゃう?」と、一瞬でも思ったほどです。
YouTubeというか、他の媒体も含めて動画をアップした経験は「たったの一度しかない」にもかかわらずですよ?
今なら「AI+○○で稼げる」みたいなやつですね。
AIを利用したことがある日本人は2割程度、その中で日常的にAIを利用している人は数割程度しかいない。
ライバル自体少ない今のうちにガッツリ稼ぎましょう!といった感じ。

AI副業で稼げるは詐欺!絶対に騙されるな!
自分の見たい情報だけが届く「エコーチェンバー」の中で、偽の情報はどんどん増幅されていきます。
これが、詐欺師たちの言葉を「真実」だと信じ込ませる強力な武器となり、詐欺被害をさらに加速させているのです。
これは個人的な感想ですが、エコーチェンバーが過ぎると、半ば「洗脳」に近い状態になるのでは?と。
この2つの要素によってエコーチェンバーは引き起こされます。
・アルゴリズム
YouTubeやSNSは、ユーザーの興味関心に合わせてコンテンツを推薦する仕組み。
これにより、自分が好きな動画や意見の投稿ばかりが表示されるようになる。
・ユーザーの選択
ユーザー自身も、自分と異なる意見の動画や投稿を避け、共感できる情報ばかりをフォローしたり、見たりする傾向がある。
その結果、異なる視点や意見に触れる機会が失われ、自分の考えが絶対的に正しいと信じ込むようになり、社会の分断につながることが問題視されています。
「社会の分断につながる」といった意見は何かしらの選挙が行われるときにも、よく見聞きするようになりましたよね。
かつては「嘘を真に受ける奴はネットを見るな」と言われましたし、それは今も同意する部分はあります。
ただ、AIの出現により嘘を見抜くのは容易ではなくなっているのも事実。
「人は自分が信じたいものを信じる」ので、自分とは相反する意見は見聞きしようとしない、特に些末な問題だと思えるようなことは尚更だと思うんですね。
私は例えば選挙戦は一つの「エンタメ」として楽しむ傾向があるので、様々な候補や所属する党の主張を見聞きし、対立候補と言われる双方の意見を比べるのも好きです。
でもそれは私が選挙戦を楽しいと思っているから興味が湧くわけで、結果的に各候補の主張を全てではないにしても知る結果となります。
興味がなければ、そもそも見ない。各候補の主張の違いを気にしない、気にしたところで自分の得になるの?とも思うでしょう。
情報ってそんなものです。
ただ、「何にも興味がなく、ネットも見ないから詐欺には引っかからないよ」とはならない。
詐欺師の強硬的な手段として「電話による詐欺」が存在します。
一方的であるという部分は迷惑メールも似ていますが、電話は適当な数字でも電話をかけられるというのが強硬的です。
ネットを見ても見ていなくても、どんな世代であろうと詐欺被害者になる可能性はあるということを忘れないでほしいのです。
エコーチェンバーに話を戻すと、自分と同じ意見や価値観を持つ人の情報ばかりに触れるのではなく、自分とは相反する意見も見聞きするというのが大切です。
また、エコーチェンバーは受動的な状態にも陥ります。
一方的に流れてくる情報だけに頼るのではなく、能動的にあなた自身がその「情報は正しいかどうか調べる」といった行動を取ってくださいね。
オイシイ話に騙されないために

おいしい話は、あなたの心の隙を狙ってやってきます。
一度立ち止まり、その話が「誰かの善意」や「楽して稼ぎたいという欲」に付け込んでいないか、冷静に判断することが大切です。
詐欺に共通する特徴を再度確認しましょう。
- ・「必ず儲かる」「絶対大丈夫」など、過剰な表現
- ・楽して短期間で大金を稼げるような話
- ・事前に金銭を要求される
- ・業者や運営元の情報が不明瞭
- ・SNSやマッチングアプリ経由での勧誘
あなた自身は詐欺被害者にならないかもしれませんが、ご家族はいかがでしょう。
詐欺はご家族で防いでいくと心がけてくださいね。
こちらの「警視庁 特殊詐欺対策ページ」は、かなり網羅的に詐欺の手口や実態、被害者の性別や年齢の統計まで掲載されていて非常に参考になります。
ウエブ記事作成の知識がそれなりにある内部の人が担当しているのか、外注しているのかわかりませんが、一般的な官公庁のホームページより見やすいですね。
警視庁 特殊詐欺対策ページ
・SNS型投資詐欺より![]()
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