その愛してるは本物?SNSやマッチングアプリに潜む【ロマンス詐欺】の手口とは

公開日:
更新日:

※当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

SNSやマッチングアプリといったオンライン上のコミュニケーションツールで知り合った相手、本当は誰?実在する人物?
ロマンス詐欺を仕掛けようとする詐欺師かもしれません。

心の片隅にずっとある疑念、相手が本当は誰なのか確かめる怖さ、様々な感情が渦巻いて、どうすればよいのか困っていませんか?
もし少しでも「騙されているのかも・・・」と感じているなら、目に見えない感情を確信に変えて行動してみませんか?

ロマンス詐欺の特徴やロマンス詐欺を見破るチェックリストなども掲載していますので、その手口を知り被害を未然に防げるよう、情報を共有しましょうね。

すでにあなたが被害に遇っている、もしくはあなたのご家族が被害に遇っていると思われる場合の対処法や相談先もあります。
被害の可能性が考えられるなら、どうか冷静に、そして、すみやかに対処してください。

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ロマンス詐欺の特徴

ネット環境の進化で、私もあなたもデジタル社会の中で暮らしている現状です。
手のひらサイズのコンピューターやウエアラブル機器は本当に便利ですよね。しかも今やAI搭載が当たり前で、ますます便利な時代。

そんな中、SNSやマッチングアプリは見知らぬ人々と繋がれて、新しい人間関係を築く重要なプラットフォームとなっています。
しかしそこには、個人の心の隙間や承認欲求を巧みに悪用する詐欺師が潜んでいるのです。

その最たるものが「ロマンス詐欺」と呼ばれるもの。
この詐欺は、単なる金銭的被害に留まらず、被害者の心に深い傷跡を残し、社会的な孤立さえ招くような問題を引き起こしています。

ロマンス詐欺とは何か

「ロマンス詐欺とは?」まずはそこから。なにせ「ロマンス」ですからね。わかりやすい例えなら「結婚詐欺」が一番近いでしょう。
妙齢のいかにも貯金がありそうな女性をターゲットに近づき、結婚を匂わせる愛の言葉を囁きながら、女性から金銭を巻き上げるという手口ですね。

やがてマッチングアプリで知り合った相手に投資話を持ち掛けるような「投資詐欺」目的の詐欺師がでてきます。
時代とともに変化を見せてはいますが、もちろん、「結婚詐欺」も「投資詐欺」も未だに存在します。

ロマンス詐欺とは、恋愛感情や親近感を抱かせた上で金銭をだまし取る特殊詐欺の一種
この定義なら出会い系サイトやマッチングアプリのサクラも該当するんじゃないかな?金銭をだまし取る特殊詐欺という点は同じですからね。

ロマンス詐欺は、あなたと直接対面することなく、SNSやマッチングアプリといったオンライン上のコミュニケーションツールを主な舞台とする点に特徴があります。
詐欺師は時間をかけてあなたとの信頼関係を築き、その心の隙に入り込んだ上で、金銭要求に移っていくのです。

長期間にわたる計画的な心理戦が繰り広げられるといった点が、「オレオレ詐欺」のように短期間で被害者の不安や動揺を煽る手法とは一線を画しています。

ロマンス詐欺の特徴から、こういった呼び方もされる場合もあります。

  • ・国際ロマンス詐欺
  • ・オンライン詐欺
  • ・結婚詐欺
  • ・マッチングアプリ詐欺
  • ・SNS詐欺
  • ・Facebook詐欺
  • ・Instagram詐欺
  • ・LINE詐欺
  • ・出会い系サイト詐欺

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ロマンス詐欺の手口

①ロマンス投資詐欺
②金銭要求型詐欺

では、ロマンス詐欺にはどういった手口があるのでしょうか?
大きく二つあり、一つは「ロマンス投資詐欺」、もう一つは「金銭要求型詐欺」です。

①ロマンス投資詐欺

詐欺師はまずあなたに恋愛感情や親近感を抱かせ、その上で仮想通貨やFX、未公開株などへの投資を勧めます。
典型的な誘い文句は、「二人の将来のために」「一緒に幸せになろう」といった、あなたの恋愛感情と金銭的利益への期待を上手に結びつけるんです。

「二人の将来のために」「一緒に幸せになろう」はやはり、結婚を考える人にはパワーワードとなるのがよくわかります。
ネットなんてなかった時代から、結婚を匂わせ、その気にさせるというのは変わっていませんね。

あなたが投資に応じると、詐欺師は偽の投資サイトや専用アプリに誘導し、そこで架空の利益が上がっているように見せかけます。
画面上で資産が順調に増えていくのを目にするので、あなたは「詐欺ではない」と思ってしまい、さらに高額な投資をすることに。

しかし、実際にはこの利益は偽物で出金しようとすると、様々な名目で追加の送金を求められます。
「手数料」「税金」「保証金」など、口実を変えながら金銭を繰り返し要求し、被害金額を拡大させていくのです。

偽りの画面と知らず資産が順調に増えていくのを目にしたあなたは、追加の送金を求められても「これだけの金額が手に入るのだから、元は完全に取れる、大丈夫」と応じてしまうんですね。詐欺師の思う壺になっちゃう。

「偽の投資サイトや専用アプリに誘導し、そこで架空の利益が上がっているように見せかける」という手口は、「ロマンス詐欺なんて引っかかるわけがない」と思っているあなたでも、油断できないので注意してくださいね。

偽の投資サイトや専用アプリという言葉だけではよくわからないかもしれませんので、こちらは過去にアップした迷惑メールの記事から説明しますね。
AUTO-FRONTIER(自動運用システム)というものがありまして、ログインすると、こちらのアプリ(?)画面が表示されます。

「PUSHU START」ボタンを押すと「運用を開始しました」と表示が切り替わり「残金残高100,000円」の状態から1円ずつ増えていきます
もちろん、本当にお金が増えているわけではなく、数字が増えていくようプログラムされているに過ぎません。

チャート自体は「TradingView」の「ウィジェット機能」ですね。
こちらを使うと、使いたいウィジェット機能を選べば埋め込みコードがコピーできます。

TradingView
・無料のウェブマスターツール。当社のHTML5ウィジェット + データは、YouTube動画の様に埋め込む事が可能です。

迷惑メールに掲載されていた「FRONTIRE」にメアドを入力してみた。貯蓄額に不安は有りませんか?

【OZプロジェクト】AI搭載の仮想通貨のトレードシステムで4カ月後に元本は2.5倍に! 【巨額投資詐欺事件】

②金銭要求型詐欺

こちらは投資以外の、より個人的なトラブルを口実とする手口です。
詐欺師は、海外で軍医や国連職員、エンジニア、弁護士などを名乗り、あなたの同情心や親切心に訴えかけます。

こちらの記事で触れた頃は、正にこのトラブルを口実にして、お金を巻き上げるといったもの。

SNSで本当に起こった怖い話二つと1月のベスト5

例えば、「イエメン等の紛争地で仕事をしているが、病気の治療費が必要」「日本に行くための航空券代が足りない」「空港で身柄を拘束されたので、保釈金が必要」といった、非常に切迫した状況を装うストーリーを語り、金銭を要求します。

そこにロマンスがあるかないか、電話かネットかという違いで、オレオレ詐欺と内容は似たようなものです。
最近では、タイ・ミャンマー国境付近の特殊詐欺拠点から抜け出すための費用が必要だという、新たな口実も報告されています。

なにしろ、タイ・ミャンマー国境付近の特殊詐欺拠点はニュースでも有名になりましたでしょ?
目標達成できないと暴力もふるわれる最悪の場所。もちろん外部との連絡も取れない。

そんな中、命がけでSNSにアクセスし、助けてくれそうな人を探す・・・いや、助けて欲しいなら、ネットにアクセスできるなら、他に連絡する場所あるじゃない?
でもそんな矛盾も口先三寸でかわしていく

初めてこのロマンス詐欺手口を知ったときは「アメリカ軍に所属している云々かんぬん」の時点で、あまりにもあり得ないさ過ぎて「えー、こんなの信じるわけ?」と正直驚いたのです。

そもそも、会ったことすらない相手にお金を貸すとか援助するといった行為自体、私は完全にNGなので。
そのくせ「貸した金が戻らない」なんていう人の気が知れないと思うんですよ。

ロマンス詐欺というと陳腐さがぬぐえませんが、高度な「ネゴシエーション」で騙すということ。
私は実際にロマンス詐欺に出くわした経験はありませんが、もし遭遇したら・・・どうだろう、相手の話す内容によっては信じてしまうかも・・・(笑)。

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日本の現状と被害者プロファイル

ロマンス詐欺の被害は近年、日本国内で急増しています。

警察庁が発表した令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)は、日本が「サイバー詐欺の狩場」になっていることを示しています。
被害総額は3,241.1億円。前年から1,200億円以上も跳ね上がり、1日あたりなんと約8.9億円が誰かの貯金から消えているのです。

令和7年におけるSNS型ロマンス詐欺の認知件数は5,604件、被害額は552.2億円に達しました。
前年と比較して認知件数は1,780件増(46.5%増)、被害額は151.4億円増(37.8%増)と、極めて深刻な増加傾向が続いています。

被害者のプロファイルを見ると、従来の「オレオレ詐欺」が高齢者を主なターゲットとしていたのに対し、ロマンス詐欺はより広範な年齢層に及んでいます。
最新のデータでは、被害者の約55.5%を女性が占めていて、特に男性は50代から60代、女性は40代から50代が被害の中心となっているのが特徴。

被害額については、1件あたりの平均額が約1,210.8万円と高額であり、SNS型投資詐欺と合わせた1日あたりの被害額は約5.0億円にものぼるなど、個人の資産を根こそぎ奪い去る手口の悪質さが浮き彫りになっています。

グラフはこちらのPDF資料からお借りしています。
令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(暫定値)

被害者属性と被害額の推移(2024年1月〜7月)

ロマンス詐欺で犯行に用いられたツール
カテゴリ データ 備考
認知件数 5,604件 前年比1,780件増(46.5%増)
被害額 552.2億円 前年比151.4億円増(37.8%増)
被害者の性別 男性44.5%、女性55.5% 女性の割合が前年より上昇
1件あたりの被害額 1,210.8万円 高額被害が深刻化
主な接触ツール ダイレクトメッセージ、SNS広告、マッチングアプリ 非対面での接触が主流

投資詐欺との融合と偽広告

最近のロマンス詐欺は、単に「お金を貸して」というものから、「二人で投資して資産を増やそう」という投資勧誘型へ主流が移っています。
警察庁の令和7年最新データでも、ロマンス詐欺の8割以上が投資名目であり、これらは実質的に「SNS型投資詐欺」と一体のものとして警戒されています。

また、入り口も多様化しており、SNS上の著名人を悪用した偽の投資広告からLINEグループに誘導され、そこで出会った「教官」や「アシスタント」と親密な関係(ロマンス)に発展させられる巧妙なケースも増えています。

奪われたお金を「取り戻す」という誘いにも注意
被害に遭った後、SNSなどで「詐欺被害を100%回復します」と広告を出している業者にも注意してください。
警察や弁護士会が関与しない民間の「返金代行」や、偽の弁護士が、さらにお金を騙し取る2次被害(リカバリ詐欺)が続出しています。

「自分だけは取り戻せるかも」という藁をも掴む思いを、詐欺師はさらに踏みにじってきます。
相談は、必ず警察(#9110)や各都道府県の弁護士会などの公的機関を通じて行いましょう。

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詐欺師の行動パターンと心理戦

関係を構築する段階
ロマンス詐欺は、金銭要求に至る前の関係構築に時間をかけ周到な心理戦を仕掛けます。
金銭要求の段階
関係構築に成功すると、あなたの感情に訴えかける様々な口実で金銭要求へと移行します。
止まらない金銭要求
あなたが一度でも送金してしまうと、詐欺師は様々な名目で追加の金銭を要求し続けます。

上記のデータから読み取れるのは、ロマンス詐欺が特定の年齢層や性別に限定された問題ではないということ。
中高年層が被害の中心になっていますが、そこには、より深い心理的・社会的な背景が被害に繋がっているのです。

あなたと関係を構築する段階

誰だって、よく知りもしない相手からお金の話をされても不審なだけですよね?
ロマンス詐欺は、金銭要求に至る前の「関係構築」にじっくりと時間をかけ、周到な心理戦を仕掛けます。

出会いの場と好き好き攻撃

詐欺師は、Instagram、Facebook、X、そして特にマッチングアプリといったSNSを通じて、あなたと接触を開始します。
プロフィールには、魅力的な美男美女の写真を使用することが一般的ですが、これらはインターネット上から盗用されたものや、最近ではAIで生成された画像の可能性も高いでしょう。

また、職業についても、軍人、医師、投資家、エンジニアなど、社会的地位が高く、信頼できそうな肩書きを名乗ることが多いですね。

あなたに接触したあとは、「ラブボミング」と呼ばれる手法で、あなたに過剰なまでの愛情表現を投げかけます。
「ラブボミング」は「愛情の爆弾」とも訳せる言葉で、「愛してる」「運命だ」「あなたは私の人生を変えた」といった言葉を、出会って間もないうちから多用し、急速に親密な関係を築こうとします。

この好き好き攻撃、ラブビームであなたの警戒心を解き、詐欺師への強い信頼感を植え付けるための重要なステップとなります。

非対面コミュニケーションで欺く

ロマンス詐欺は、基本的に対面することなく、コミュニケーションするので、あなたと実際に会おうとはしません
「仕事中はカメラを使えない」「電波状況が悪い」「シャイだから」といった言い訳をしながら、電話やビデオ通話を頑なに拒否する傾向にあります。

たとえ応じたとしても、画面を暗くしたり、すぐに切断したりするなどの不審な行動に。
これは、実在しない人物になりすましているため、顔を見せられないから。

また、メッセージの文章にも不自然な点が散見されます。
文法や敬語の間違い、詩や小説の一節のようなロマンチックな愛情表現、そしてこちらの質問に対して的を射ない返答が続く場合、翻訳アプリやテンプレートが使用されている可能性が高いです。

特に今はLLMというAIのおかげで、言葉の壁がかなり低くなりましたからね。
AIなら難しい日本語ですら構文チェックに引っかからないのですよ。

ただ詐欺師は矛盾や間違いを指摘されても上手く言い逃れる術を持ち合わせています。
詐欺グループに所属しているなら疑われた時のマニュアルも用意されているはず。

詐欺師は単独で活動しているわけではありません。
多くの場合、複数の詐欺師が連携する詐欺グループを形成していて、あなたを信じ込ませるために、友人や弁護士、空港係官といった複数の役を演じ、包囲網を敷くのです。

オレオレ詐欺でよく使われる「劇場型」をロマンス詐欺でも使っているというわけ。

最近では、AI技術を悪用して他人の顔や声を偽装するディープフェイクの事例も報告されており、その手口は日々進化しています。
このような組織的な活動と技術の悪用は、ロマンス詐欺が単なる個人の犯行ではなく、あなたの心理を徹底的に研究し、計画的に実行される現代的なサイバー犯罪であることを示しています。

見破れる?AIが仕掛ける最新フィッシング詐欺 脅威の裏側と対策

金銭要求の段階

あなたとの関係構築に成功すると、詐欺師は金銭要求へと移行。
この段階では、あなたの感情に訴えかける様々な口実がでてきます。

二人の将来のためという誘い文句

ロマンス投資詐欺では、「二人で旅行に行きたい」「二人の将来のために投資でお金を貯めよう」「必ず儲かる」といった言葉で、あなたの恋愛感情と金銭的利益への期待を巧みに結びつけます。
この方法は、あなたが「愛する相手のため」という大義名分のもと、疑いを持ちにくくする効果があります。

また、お金の話といっても、投資詐欺の場合なら「投資」が目的で、あなたからお金を借りたいと言っているわけではありませんし、相手が困った様子でもなければ、詐欺と気づきにくい可能性があります。
もちろん、証券マンという肩書を装い「目標達成まであと少しだから、ちょっとだけ手伝ってくれない?」といった意味での困った様子を見せてくる可能性はありますよ。

投資と聞くと、株式やFXを思い浮かべるかもしれませんが、「二人の将来のためにマンションを買おうよ」といいった不動産投資を持ち掛けたり、金などの貴金属を購入させたりといった手口もあります。
特にマンション購入などは、二人の将来を描きやすく、また不動産投資も当たり前の時代ですから、あなたからお金を引き出すには、なかなか都合が良い話ですよね。

不幸な出来事を装う口実

投資以外のケースでは、病気、家族の緊急事態、海外でのトラブルなど、あなたの同情心を誘うストーリーが語られます。
例えば、「家族が難病で治療費が必要」「仕事の契約を解除するために違約金が必要」「日本への渡航費を一時的に立て替えてほしい」といった具体性の高い嘘で、被害者の判断力を鈍らせます。

これまでのあなたとのやり取りの中で「どこか陰のある人」「寂しがり屋」といった面をさりげなくアピールし、健気にふるまっているように見せて、同情を誘うといった実は巧みな心理作戦を仕掛けています。
「そうなんだね・・・だから・・・」と、詐欺師が見せる陰の部分をあなたは勝手にくみ取り「わかってあげられるのは自分しかいない!」と思ってしまうの。

止まらない要求と二次被害

決して一度きりでは終わらない、これはもう詐欺あるあるになりますが、一度送金してしまうと、詐欺師は様々な名目で追加の金銭を要求し続けます

投資詐欺では、「これまでの投資を無駄にしたくない」という心理に陥り、さらなる送金を繰り返してしまうという悪循環に陥ります。
投資詐欺以外なら、「二人の関係を終わらせたくない」と思うでしょう。

気付いたときには「数百万円を巻き上げられていた」という場合も多いんですよ。
例えばあなたが持っているお金(貯金)だけじゃ相手の要求に応じられなくなり、誰かに相談するのもはばかられる。詐欺師から巧みに口止めされていることもあります。

仕方なく、口座をマイナスにし、クレカでキャッシング、更に消費者金融から借金する。
一般的には300万円くらいが消費者金融で借りれる限度です。
あわせると数百万円に達しているということに。

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何故騙されるのか?

ここまでご覧になったあなたでも「そんなのにどうして引っかかるんだろう?」「騙されるとか意味が分からない」と感じたかもしれません。
20年近く詐欺手口を追い続けている私も、実は騙される人の心理がよくわからない部分があります。

詐欺師がなぜ人の心を操り、意のままにできるのか?一緒に見ていきましょう。

詐欺師が利用する心の脆さ

人々の多くは何かしらの悩み、不安、不満を抱えて日々過ごしています。
たとえば私なら、家族といても孤独を感じるし、年齢を重ねると単純に将来への不安がよぎります。あなたはどうですか?

詐欺師はそんな悩み、不安、不満といった誰しもが持つ心の状態を上手く操って、大金を手にするのです。

孤独感と承認欲求を満たす

ロマンス詐欺のターゲットの多くは、日々の生活の中で孤独感を抱えていたり、「誰かに認められたい」という承認欲求が満たされていなかったりすることが多いんですね 。
詐欺師は、この心の隙間、心の脆さを的確に突いてきます。

彼らの熱烈なアプローチや過剰な愛情表現は、被害者に「私を理解してくれる人が現れた!」という感覚を与え、深い信頼感を抱かせます。

親切心と罪悪感を持たせる

詐欺師は、不幸な身の上話や緊急事態を装うことで、あなたの「助けてあげたい」という親切心に訴えかけます。
人が困っていたら助けてあげたくなるでしょ?

もしあなたが金銭の要求を断ろうとすると、「私のことを大切に思ってくれていないんだね」といった言葉で罪悪感を刺激し、断りにくい状況を作り出します。
あなたは、相手との関係を壊したくないという気持ちから、金銭要求に応じてしまうのです。

心理的バイアスの悪用

被害者は、詐欺師とのやり取りの中で、冷静な判断を妨げる複数の心理的バイアスに陥ります。

確証バイアス

ターゲットの多くは、やり取りの初期段階で「もしかしたら詐欺かもしれない」という疑念を抱くことがあります。
それと同時に、「この出会いは本物かもしれない」「素晴らしい投資のチャンスを得たのかもしれない」という希望も抱えています。

この矛盾した思いを詐欺師にとっての良い方向に導くために、十分な情報を出すことで信頼を得ます。

偽の投資サイトなら、表示される利益を見せる、「事実である確証」を見せることで、あなたの「確証バイアス」を刺激するのです。
その結果、あなたは疑わしい情報を無視し、あなたが望む、信じたい情報ばかりに注目するようになり、次第に冷静な判断力を失っていくのです。

そして心の片隅でも疑ってしまったことを申し訳ないとさえ思うようになってしまいます。

楽観バイアス

被害者多くは、「まさか自分が騙されるわけがない」という根拠のない自信を持っています。
そんな人ほど実は騙されると、よく見聞きしますが、そこには理由があるからなんですね。

本当は十分な確証がないのに、自分にとってプラスになるかもしれないことは過大評価し、逆にマイナスなることは過小評価してしまう。
その結果「楽観バイアス」が生まれるということに。

この「楽観バイアス」が、本当はいくつもあったはずのハザードを無視し、詐欺被害に遭うリスクを過小評価する原因を作り出します。
投資話なら儲かることばかりに目が行き、リスクを過小評価してしまう。

投資話といっても偽の情報で作られた詐欺目的ものですから、そもそも儲かりようはないのですが。

サンクコスト効果

サンクコスト(sunk cost)は、すでに支払ってしまい、何を選んでも取り戻せないお金や時間、労力のことです。日本語では「埋没費用」とも呼ばれます。
たとえば、たいして好きでもない映画のチケットを買ってしまったとします。

「もったいないから」「せっかく買ったんだし」と最後まで見てしまうのは、サンクコスト(チケット代)に囚われている状態です。
しかし、映画を最後まで見ても、チケット代は戻ってきませんし、その時間も無駄になってしまいますよね。

フィッシング詐欺やオレオレ詐欺は、短期間で被害者の不安や動揺を煽る手法が主流でした。
しかし、ロマンス詐欺は上にも書いたように時間をかけて「信頼」を構築するプロセスに重点を置きます。

被害者は、数週間、数ヶ月、場合によっては1年以上もの時間をかけて詐欺師との関係を築くことで、時間的・心理的な「サンクコスト(埋没費用)」を費やします。
このため、「今さら後戻りできない」「これまでの関係を無駄にしたくない」という心理が働き、たとえ疑念を抱いても、送金を続けてしまうのです。

この心理メカニズムは、ロマンス詐欺の被害が長期化し、被害額が拡大する要因になると同時に、被害者の心の傷を深くしてしまう要因でもあります。

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ロマンス詐欺被害を防ぐチェックリストと対策

ロマンス詐欺は、特定の誰かが被害に遭う犯罪ではなく、あなたもその脅威に晒されています。
被害を未然に防ぐためには、詐欺の兆候をいち早く察知し、冷静に対応することが極めて重要です。

ロマンス詐欺を見抜くための10のチェックリスト

詐欺師が使用する典型的な手口や行動パターンをまとめたチェックリストです。
これらの項目に一つでも当てはまる場合は、警戒だけではなく、すぐに連絡を絶つようにしてくださいね。

本当は心のどこかで「おかしい」「怪しい」と気づいているのではありませんか?
それなのに「疑うのは悪い」「いい人なのだから」と、その疑念を必死に打ち消そうとしていませんか?

  • 1️⃣出会いの入り口
    マッチングアプリだけでなく、SNSの投資広告や、LINEの「間違いメッセージ」から接触してくる。
  • 2️⃣完璧すぎるプロフィール
    AI生成された「実在しそうな」美男美女。以前より「不自然さ」が消え、普通の日本人に見える写真を使う。
  • 3️⃣急速な親密化
    出会って数日で「運命を感じる」「結婚したい」と将来の約束を交わし、信頼を急ピッチで構築する。
  • 4️⃣通話の拒否・AI偽装
    ビデオ通話を拒む、あるいは応じても「映像が乱れる」「AIによるディープフェイク」で顔を偽装する。
  • 5️⃣「二人の将来」を餌にした投資勧誘
    「結婚資金を貯めよう」と、海外のFXサイトや仮想通貨、偽の取引アプリへ誘導する。
  • 6️⃣偽の利益画面
    少額を投資させ、アプリ上で「利益が出ている」ように見せかける。一度だけ出金させて安心させる場合もある。
  • 7️⃣突然の不幸と送金要求
    「口座が凍結された」「家族の急病」「紛争地からの脱出」など、切迫した理由で送金を迫る。
  • 8️⃣出金時の追加費用要求
    投資したお金を引き出そうとすると「税金」「保証金」「マネロン疑いの解除費用」として追加送金を求める。
  • 9️⃣秘密の強要と孤立化
    「二人のサプライズにしたいから」「秘密の投資案件だから」と家族や友人への相談を強く口止めする。
  • 🔟振込先がバラバラ
    指定される振込先が、サイト名とは無関係な個人名義や、毎回異なる法人口座になっている。

もしチェックリストの項目に一つでも当てはまる点がある場合、具体的な行動を取れるかどうかが鍵となります。
「一つでも当てはまる」って厳しすぎると思いますか?

ではなぜ、このような行動を相手が取るのか、すべて説明できますか?そもそも、金銭的負担を愛するあなたに求めること自体、まず「クズ」なんですよ。
ロマンス詐欺目的じゃないにしろ、ずるずると関係を続けても関係は進展しないし、貸したお金は返ってもきません。

あなたが「愛しているなら恋人のピンチを救うべき」だという考え方の持ち主なら、このページを読んでないし、好きなだけ貢げばいいでしょ?
「お金を返してくれない」とも言わないでしょう。都合のいい相手で居続ければ良いのです。

視点を変えてみてください。「この人は本当に私を愛しているの?」ではなく「この人本当は私のお金が目的ではないの?」と。
愛している愛されているではなく、お金が目的かどうか、色々な言葉を使って「愛している」と言ってはいるものの、結局お金関連の話をしているのではないかと。

怪しいと感じたらどうすればいいのか

すぐに連絡を断つ
お金の話が出た時点で、そこにどんな理由があっても、相手との連絡を即座に断つことが最も重要であり、最も難しいことでもあります。
関係を続ける限り、詐欺師は新たな作戦を練り、あなたを追い詰めるため、思い切った決断(当然の決断でもある)が必要です。

もちろん連絡を絶てば、相手から様々なメッセージがあなたの元に届くでしょう。
そのメッセージを見てしまえばまた心が揺らぎます。相手は詐欺師なのだ、私のお金が目当てなのだと通知をオフにしましょう。

詐欺師はあなたと直接会うことなく、お金を巻き上げようとしているのですから、連絡を絶ったところで、あなたに何か(暴力とかね)するわけではありません。
遥か彼方で、どうにかあなたを再び支配下に置けないか考えるだけです。

情報収集と検証を試す
相手のプロフィール画像を検索し、なりすましではないかを確認します。「他人の画像がヒットしない=なりすましではない」ではありませんから注意しましょう。
あくまでも検証方法のひとつに過ぎません。

また、投資話が出た場合は、その取引業者が金融庁に登録されているかを確認するなどの情報収集します。
ここから検索できますよ。

金融庁
・免許・許可・登録等を受けている事業者一覧

第三者へ相談する
恋愛感情を抱いている当事者は、冷静な判断が非常に難しくなっていることが多いため、家族や友人など、信頼できる第三者に状況を話すことが不可欠です。
客観的な視点から意見を聞くことで、冷静さを取り戻し、詐欺である可能性に気づけます。

ただ、こういったプライベートなことは家族や親しい友人だと、かえって相談しづらいことも多いものです。
親しい間柄だからこそ相談された側も心配のあまり、感情的になりやすい側面があります。

アウトプットで頭をクリアにし冷静さを取り戻す

頭をクリアにして心に冷静さを取り戻すということを試してみてください。
誰かに相談したり、不安に感じていることを紙に書き出すだけでも頭が整理できますよ。

話すことで冷静になる

できれば完全な第三者への相談をおすすめしますが、では誰に?となってしまいますよね。
警察は被害が出てから行くところだし、弁護士もそうですよね。
国民生活センターへのロマンス詐欺被害の相談件数は、増えているので、まずは「188(いやや!)」が良いのではないでしょうか。

なぜ電話相談が良いかというと、実際にあなたが思っていることを「口に出して話す」という「アウトプット」で、あなたの頭の中も心の中も整理ができ、冷静になれるからなんです。
これまで心の片隅に抱いた疑念を誰にも言えず、ただ一人自問自答を繰り返す状態だったはず。

「もしかして・・・」「いや、そんなはずない」と、疑念を打ち消すための材料を必死で探していたはず。
愛されていると思っていたのに、本当は孤独だという事実を認めたくないだけなのです。

頭の中をぐるぐるするだけでは何も解決しません。
思い切って電話すれば、話しているうちに頭はクリアになり「どうしてこんなことに悩んでいたの?バカみたい」と思えるところまで、一気に進む可能性も高いと思いますよ。

LINEで相談してみる

ロマンス詐欺の専門家に相談したいんだ」と思われるなら、NPO法人「CHARMS」でLINEの無料相談を受けています。
「ロマンス詐欺にあっているかも知れない?」と思ったら、LINEの無料相談へ。
「相談内容を書き込んでいただくと、24時間以内に相談員からお返事をいたします。」とあります。

実際に金銭被害を受けていなくても相談できますから、本当に「今すぐ」行動しましょう。
LINEに相談内容を書き込んでいるだけで、頭が整理できるかもしれません。

上記の「話すことで冷静になる」と同じで、アウトプットは頭と心の整理にすごく有効なんです。
よく「悩みごとを紙に書きだす」良いと言われるのも同様です。書いているうちに頭が整理でき、意外にあっさり解決してしまうということも。

ロマンス詐欺おすすめの相談先

上でも書きましたが、「詐欺被害を100%回復します」と広告を出している業者には注意してください。
警察や弁護士会が関与しない民間の「返金代行」や、偽の弁護士が、さらにお金を騙し取る2次被害(リカバリ詐欺)が続出しています。

「自分だけは取り戻せるかも」という藁をも掴む思いを、詐欺師はさらに踏みにじってくるのです。
相談は、必ず警察(#9110)や各都道府県の弁護士会などの公的機関を通じて行いましょう。

こちらがおすすめの相談先です。
少しでもあなたの心に疑念があるなら、迷わず、思い切って相談しましょう。

これだけは忘れないでください。
ロマンス詐欺に騙された、騙されかけたとしても、あなたは何も悪くありません。
騙すというと騙されるほうも悪いと思ってしまいがちですが、ロマンス詐欺はあなたをマインドコントロールし、詐欺師の支配下に置こうとするものです。

例え心理学に精通している人でも騙されないとは決して言えないほど、その手口は巧みで緻密なもの。
あなたは自分自身を責める必要はないのですよ。

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家族がロマンス詐欺に騙されている場合の対処法

あなたのご家族が「誰かに騙されているんじゃないか?」と感じても、いきなり否定すると、かえって心を閉ざしてしまう可能性があります。
ご家族は、詐欺師にマインドコントロールされている状態だということを忘れないでください。

上のチェックリストにも書いたように「誰にも言わないで」「二人だけの秘密」と周囲への相談を封じるといったことを詐欺師はしていて、あなたのご家族を完全に支配下に置いています。

大切なのは、ご本人が詐欺に遭っていると気づくよう、慎重に行動することです。
感情的に否定したり相手を非難したりすると、頑なになり更に相手にのめりこむという負のスパイラルに陥る可能性があります。

絶対に責めない

上にも書いたようにロマンス詐欺はターゲットをマインドコントロールし、詐欺師の支配下に置こうとするもので、その手口は巧みで緻密なもの。
「なんでこんなのに騙されるの?」「SNSばかりやってるから」「あなたにも隙があったんでしょ」これらの言葉をつい発してしまいがちです。

悪いのは詐欺師なのです、人を欺き金品を奪う詐欺師が悪いということを忘れないでくださいね。

冷静に事実を伝える

けして感情的にならず、詐欺師が使う手口の典型例や、過去の被害事例を具体的に提示することが有効です。例えば

お金を要求される理由
「家族が病気」「事業の失敗」「関税や税金」「身代金」など、緊急性を装ったお金の要求は、詐欺師の常套手段であることを説明します。

送金方法
仮想通貨や海外送金など、追跡が難しい方法を指定された場合は、特に注意が必要であると伝えましょう。

追求しすぎない

必要以上に追求するのも良くありません。
「そんなわけないでしょ!」「そんなことわかってる!」といった強い口調で反発してくる様子なら、出口は見えてます。
騙されていると心の片隅ではわかっていても、本人の心の整理がついていない状態。

そんな時に「ああしろこうしろ」「どうしてわからないの?騙されているのよ!」と絶対に言わないでください。
非難しないでくださいね。
逆効果になるだけ。
ご家族が心配な気持ちは、もちろんよくわかりますよ。

でもどんなことでも、ある程度の時間は必要だと思いませんか?
疑念が確信に変わる、事実を突きつけられてもパニックになるだけ。
心配するあまり、結果的に「追い詰める」形になり、逃げ場を失いかねません。

障害があるほどに燃える恋

ロマンス詐欺から目を覚まさせるのに厄介なのが「ロミオとジュリエット効果」です。

「人の恋路を邪魔するやつは馬に蹴られて死んじまえ」という、江戸時代末期に作られたとされる都々逸の有名な一節、今の時代、ご存じな方は少ないかもしれませんね。
もっとわかりやすい例えなら「ロミオとジュリエット」といったところでしょうか。

「ロミオとジュリエット効果」という言葉がある位なのですが、恋愛において周囲から反対されたり、何らかの障害があるほど、かえって二人の恋愛感情が強まり、燃え上がってしまう心理現象のこと。

この心理現象は、「心理的リアクタンス」という心の働きで説明されることがあります。
心理的リアクタンスとは、自分の行動や選択の自由が脅かされたと感じた時に、その自由を回復しようとする反発心のことを指します。

この効果が恋愛に現れると、例えば以下のような状況が考えられます。

  • 家族からの反対
    親が交際相手を認めない、あるいは別れるように説得する。
  • 物理的な距離
    遠距離恋愛で会えない時間が多い。
  • 社会的な壁
    身分や年齢、あるいは宗教的な違いなど。

ロマンス詐欺はこれらに見事当てはまるでしょ?
現に家族は詐欺の可能性を疑い、相手と実際に会ってはいない、宗教的な違いなどは日本人を騙すのに好都合だと思いませんか?

これらの障害が、かえって「この愛は特別なものだ」という意識を生み出し、二人だけの世界を築こうとする強い動機付けとなるため、愛情が深まると考えられています。
ですから「あなたは騙されているのよ」と忠告したところで、ロミジュリ効果のもと、なおさら離れられなくなる可能性も考えられます。

「何を言ってるの!」と反発心を招き「彼(彼女)を理解できるのは自分だけなんだ」「支えられるのは自分だけなんだ」と、自分は特別な存在だと思い込む気持ちが強くなるばかり。
これは、ロミジュリ効果もありますが、先に書いたようにマインドコントロールされているためでもあるんですね。

専門機関への相談を促す

ご家族だけで解決しようとせず、上にも紹介した専門機関に相談することを強く勧めます。
ロマンス詐欺は詐欺師に騙されてお金を失った事実以上に、心へのダメージが深刻です。

詐欺師と連絡を絶つことに成功したとしても、その後鬱を発症するかもしれない、絶望して命まで・・・という危険性が高いのです。
連絡を絶つという行動そのもの以上に、目には見えない心のケアが難しいといえます。

ロマンス詐欺被害に遭ってしまったら

万が一、ロマンス詐欺の被害に遭ってしまった場合、「少しでも早く適切な対応を取る」このことが被害の拡大を防ぎ、回復への道を開きます。

  • 警察への相談
    不安を感じたり、被害に気づいたりした場合は、すぐに警察相談専用電話「#9110」や最寄りの警察署に相談することが重要です。
  • 金融機関への連絡
    振込先の金融機関に速やかに連絡し、詐欺被害に遭ったことを伝えて、口座凍結などの措置を要請します。

被害回復はできるのか

残念ながら、ロマンス詐欺でだまし取られたお金を全額回収することは極めて困難です。
警察は犯罪捜査機関であり、被害金の回収を直接手助けすることはできません。また、国民生活センターも、個人間の詐欺被害には具体的な解決サポートを提供できない場合があります。

でも必ず警察に被害届を出してくださいね。
「被害届を出す」という行動自体が、あなたのこれからとってプラスになるからです。

もう騙されないという決意や心の区切りになるでしょう。
心細ければご家族や友人に付き添ってもらう、弁護士に付き添ってもってもかまいません。

被害回復を望む場合は、詐欺被害に精通した弁護士への相談が現実的な選択肢になります。
弁護士は、加害者の口座凍結や、損害賠償請求、刑事告訴などの法的手続きをサポートします。

心の回復が重要

ロマンス詐欺の被害は、金銭的損失以上に、被害者の心に深い傷を残します。
この深刻な精神的ダメージを回復するためには、専門家による心理的サポートが不可欠です。

日本では、NPO法人「CHARMS」が国際ロマンス詐欺の被害者支援を専門に行っていて、専門的な心理カウンセリングを提供していま。
カウンセリングでは、「自己肯定感の低さ」や「自分を嫌う気持ち」といった、詐欺被害の根本的な原因となった心理的な弱さに向き合い、克服するためのサポートが行われます。

詐欺に遭わないために

お金の話が出たら要注意
冷静に客観視する
相手を安易に信じない

ロマンス詐欺は、デジタル技術と人間の根源的な欲求(愛、承認、繋がり)の弱さを巧みに利用する、現代社会の闇を象徴する犯罪です。
その巧妙な手口は日々進化し、被害者は年齢や性別を問わず、誰の身にも起こり得る問題となっています。

詐欺師は巧妙な手口であなたの心につけ込んできます。しかし、大切なのは、あなたが自分自身を守るための知識を持つことです。

お金の話が出たら要注意
どんなに深い関係になったと思っても、お金を要求された時点で、一度立ち止まってください。「家族が病気」「事業が失敗」「関税がかかる」など、あらゆる理由を作ってくるでしょう。

冷静に客観視する
相手に言われたことや、相手との関係を、家族や友人に話してみてください。第三者の視点を入れることで、冷静に状況を判断できることがあります。

知らない相手を安易に信じない
SNSやマッチングアプリで知り合った相手が、本物かどうか、実在する人物なのか。声を聞いたことがない、顔写真が少なすぎる、会おうとしないといった不審な点があれば、警戒が必要です。

最後に、ロマンス詐欺に限ったことではありませんが、「依存しすぎない」ということも大切ですね。
人は皆孤独を感じています。
だから自分を理解してくれる人に対して依存してしまう。

ネット環境自体、認められたい気持ち、SNS、スマホ・・・スマホは欠かせない、今や生活必需品となっていますが、スマホを手にしない、テレビや動画も視聴しない。
ノイズをシャットアウトする時間を作ることが、私もあなたも必要な時代なのです。

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