【AI無料セミナー】高額詐欺商材勧誘の危険な罠【生成AI使えますか】
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「ChatGPTを使って仕事を効率化したい」「生成AIを使って副業で稼ぎたい」そんな風に思っていませんか?
でも・・・「AIを活用したいけどよくわからない」そういったAI活用の基礎的な部分がよくわかっていない人を食い物にする「AI無料セミナー」をご存じですか?
情弱を食い物にする悪徳業者がはびこっているというと伝わりやすいでしょうか。
彼らは、無料で集客できるセミナーを入り口とし、参加者の期待感や不安を煽ることで、高額な商材の購入へ誘導します。
以前からあった情報商材詐欺の手法に、AIという最新のテーマを組み合わせ、あなたに「AIを活用して稼げるようになりませんか?」と訴えかけるのです。
私はAIに関するYouTube動画をよく視聴しているのもあって、この手の「無料セミナー」広告がバンバン流れてきます。
「AIを活用したいけどよくわからない」「プロンプト入力に手間取る」など、AI活用の基礎的な部分がよくわかっていない人へ「無料セミナーに参加してみませんか?今なら○○の特典付きです」といった感じですね。
詐欺セミナーの見抜き方、万一騙された場合の対処法など詳しく解説しています。
あなたにとって本当に価値あるものなのか、立ち止まり冷静に考えましょう。
典型的な詐欺手口と販売手法
「AI時代に乗り遅れたら終わり」と、参加者の将来への不安や焦りを煽ります。
受講生が月100万円達成!といった真偽不明な成功事例で希望を与えます。
「ChatGPTがあれば誰でもできる」「スキル不要」と非現実的な簡単さを強調。
「今日だけ特別価格」「残り3名」といった希少性を強調し、冷静な判断を奪う。
冷静な判断を奪った上で強い心理的圧力をかけ、その場での契約を迫ります。
AIセミナーや情報商材には、あなたを誘導するための共通した手口と販売手法があります。
これらの手法は、あなたの心理的な弱点を上手く突くようにできていて、「誘導されなきゃいいんでしょ?」と簡単に考えていると詐欺被害にあいます。
- 目次
- ・誇大広告と非現実的な謳い文句
- ・・特典に仕組まれた罠
- ・高額商品へどう誘導するのか
- ・・がんじがらめにする方法
- ・AI無料セミナーのよくある口コミ
- ・講師・運営者の経歴
- ・既にAI無料セミナーを利用している場合
- ・ずさんな講座内容とサポート体制
誇大広告と非現実的な謳い文句
AIセミナーの謳い文句は、まず「誰でも簡単に」「スキル不要で」「3ヶ月で月収100万円」といった、現実離れした過剰な広告表現で参加者を惹きつけます。
SNS広告では、「プロンプトエンジニアの年収は8000万円!」といった具体的な高収入の数字を提示し、夢を煽る手法が多用されます。
これらの表現は、AI時代に乗り遅れることへの不安を感じさせ、楽をして高収入を得たいという欲求を同時に刺激するものです。
また、第三者からの口コミや評判が確認できない、あるいは不自然に称賛の声で埋め尽くされている場合は、サクラ(運営側が用意した参加者)の可能性を疑う必要があります。
悪徳セミナーや情報商材はサクラが付き物であることを覚えておいてください。
特典に仕組まれた罠
無料セミナーで参加者の心を掴むために、彼らは「今だけ限定」の超豪華な無料特典を用意します。
例えば、以下のような魅力的なリストで、有益な情報が無料で手に入るとしたら、あなたはどう思いますか?
- ・まずはこれからChatGPTの教科書
- ・面倒な仕事をゼロに!生成AIでスプレッドシート
- ・生成AIでスライド資料を10倍早くする
- ・10時間のリサーチを10分に!Genspark完全ガイド
- ・コピペで使えるChatGPTプロンプト175選
- ・今日から使えるGPTs 130選
- ・副業初心者が選ぶべきAIツール20選
これらの特典は、参加者の「AIで手っ取り早く稼ぎたい」「仕事を楽にしたい」という心理を刺激し、期待感を高めます。
しかし、実際は具体的なノウハウは含まれず、高額なバックエンド商品への入り口に過ぎないことがほとんどです。
このような「豪華な特典」を「有料級」や「何万円相当」と紹介し、これだけ「豪華な特典をタダでもらえるなんて、素晴らしい!」と思わせ、それならば高額な商品もきっと物凄く良いもの、良いセミナーなのだろうと期待させるんですよ。
さらには「こんなにすごいものをタダでもらったのだから有料のセミナーに参加しないと悪いよね」と、あなたの良心に付け込み、有料セミナーへの勧誘をことわりにくくする効果もあるというわけ。
この辺りはスプシやスライドは仕事で使うものですし、リサーチは本当に時間がかかって大変なんだという人なら、実際に時短になるのは事実です。
私自身はスライド作成などは縁のない職歴ですが、スライド作成に手間がかかるかは容易に想像できますもん。マジでお疲れ様ですよね。
- ・生成AIでスプレッドシート
- ・10時間のリサーチを10分に!
- ・生成AIでスライド資料を10倍早くする
また「副業初心者が選ぶべきAIツール20選」は、「AIで稼ぐ」「AIで副業」といったワードに何の疑いも持たない人に非常に効果的な特典だといえます。
しかし、これらの豪華な特典は「有料級」や「何万円相当」というわけでもなく、ネットに転がっているものです。
もちろん、全部無料で閲覧できますし、YouTube動画なら、実際に手順を解説しながらの実技も見られます。
そういったものを「価値あるもの」として「無料」で提供する。すべては高額商品へ誘導するための布石に過ぎないのです。
高額商品へどう誘導するのか

「無料」を謳うセミナーは、あなたが参加しやすくするために用意された入り口として機能し、フロントエンドと呼ばれます。
その目的はバックエンドやハイエンドと呼ばれる、高額なセミナー、塾や合宿への勧誘以外にありません。
敢えて言いますが無料セミナーは「情弱ホイホイ」として機能し、無料セミナー内であなたを様々な方法でがんじがらめにし、抜け出せなくしてしまう。
そこから出たければ「40万円」という大金を払うか、それらを振り払う勇気を持つかしか道はないのです。
がんじがらめにする方法
恐怖の煽り(最初の10分)
「AI時代に乗り遅れたら終わり」と、参加者の将来への不安を煽ります。
成功体験談の提示(次の20分)
「受講生が月100万円達成!」といった、真偽不明な成功事例で希望を与えます。
簡単さのアピール(15分)
「ChatGPTがあれば誰でもできる」「スキル不要」と、非現実的な簡単さを強調します。
限定性の演出(10分)
「今日だけ特別価格」「残り3名」といったタイマー式広告や希少性を強調し、冷静な判断を奪います。
即決を迫るクロージング(最後の5分)
強い心理的圧力をかけて、その場での契約を迫ります。
このような一連の流れは、あなたが冷静に考える隙を与えないよう周到に設計されていて、セミナーの約3分の1が高額商品の宣伝に費やされる事例も報告されていてます。
「ai無料セミナー 炎上」で検索すれば実際に出てきまよ、界隈ではすでに悪名高いようですね。
YouTubeの広告もガンガンでてくるし、ご本人も動画出しています。
音声スピードが速くて「聞き取れない」といったコメントを見ることもありましたが、今回の記事を書くにあたり、色々調べているとわかったことが。
音声スピードが速くても私は全然大丈夫なのですが、時短だけが目的ではないのでしょう。
どうやら引用元なしで他人の動画を丸パクリしているようです。
それもあって音声スピード速くしているんだと納得。
AI無料セミナーのよくある口コミ
無料AIセミナーのよくある口コミとして、いくつか例を挙げると、そこにある背景まで見えてきます。
内容は表面的なものばかり
無料セミナーの多くは、AI技術の導入事例や業界のトレンドといった、広く浅い情報提供に留まります。
これは、専門知識がない人でも参加しやすいようにハードルを下げ、関心を引くことを目的としているためです。
最終的には「有料の講座やツールへの勧誘」につなげていくわけです。
有料の講座やツールへの勧誘がしつこい
これが最も一般的な口コミで、AI無料セミナーの多くが有料の講座やツールへの勧誘のためにあります。
無料セミナーは、本命である高額なバックエンド商品(有料講座、コンサルティング、高額ツールなど)への集客ツールとして位置づけられているのです。
セミナーの最後に参加者の不安や期待を煽り、有料サービスがその解決策であるかのように誘導する手法がよく使われます。
初心者には良い入門編だった
ポジティブな意見が全くないわけではなく、AIの専門知識が全くない人にとっては、AIの全体像をざっくりと把握する良い機会になったという声もあります。
ただし、より深い学習や実践的なスキルを求める人には物足りない内容です。
良し悪しは別として、今もある「パソコン初心者教室」のようなものですよね。
本当に基礎の基礎、そもそも「AIって何?」という人向けで「様々な業界で既に使われているんですよ」という感じで、「そんなAIをあなたも使いこなせるようになると、こんなに便利になる」といった話を展開。
まあ私でも講師になれるようなレベルよね(笑)。
これらの口コミは、無料セミナーが「情報提供」よりも「集客」を主な目的としているというのがよくわかると思います。
「オイシイ話は存在しない」と常々書いていますが、「只より高い物はない」という言葉がありますでしょ?
ネット社会になって「無料サービス」ってメチャクチャ増えたんですよ。もちろん「お試し無料」も多い出すよね。
そういった今や「当たり前のサービス」を詐欺師は上手く利用しているんですね。
ずさんな講座内容とサポート体制
あなたが数十万円を払って学ぶ内容が、YouTubeなどの無料動画で得られる情報とたいして変わらないかったらどうでしょう?
高額な費用に見合わない講座内容も大きな問題です。
また、教材が既存の出版物の盗用であったり、なんならよそ様の丸パクリの可能性もあります。
人のものをパクっていたとしても、受講する側は気づきませんからね。
さらに、「講師に直接質問できる」「丁寧な添削を受けられる」といった広告の謳い文句に反し、実際には質問しても回答が返ってこない、あるいは返信が著しく遅れるといった、ずさんなサポート体制がトラブルの原因となっています。
炎上しているセミナーもサポート体制はないという話。
サポート体制がいい加減なのもありますが、こういった無料セミナーに登録してしまう人って受動的なタイプが多いと思うんですね。
そこも詐欺業者の狙いの一つでもあるのですが。
「受動的人」は言われるがままに、ある意味素直に指示に従う真面目な一面がある反面、能動的ではない場合が多いのです。
わからないことを自分で調べるといったことすらしない、「受動的人」は指示に従って、上手くできなくてもそこで終わってしまう、セミナーの場合なら何かわからないことがあっても質問しないで、そのまま流してしまうというわけ。
「AI無料セミナー」に参加する人、情報商材の会員登録をしてしまう人が「どういったタイプなのか」をわかった上で、いい加減なサポート体制になっているとも言えます。
講師・運営者の経歴
信頼できるセミナーでは、講師の肩書きや専門分野、具体的な実績が明確に記載されています。
しかし、悪質なセミナーでは、講師の経歴が「元外資系」「起業家」など抽象的で曖昧な表現に終始しており、信頼性に乏しいケースがほとんど。
運営会社の情報が不透明であったり、連絡先が個人の携帯電話やSNSアカウントに限定されていたりする場合、悪徳業者である可能性が高いと判断すべきです。
- ・運営会社
- ・代表者
- ・会社の住所
- ・電話番号
- ・メールアドレス
のいずれか一つでもわからない、掲載されていないなら悪徳業者だと判断してかまいません。
また、これらの記載があっても、いずれか一つでも海外のものがつかわれているなら、これも悪徳業者だと判断してかまいません。
上記のように「講師・運営者の不透明な経歴」ならいっそわかりやすい、判断しやすいんですよ。
でも、信頼できる経歴を悪用している情報商材屋は沢山います。
過去に名だたる企業の顧問や会社の創設者だったという経歴は、人の目を曇らせるにはもってこい、おまけにどうすれば金儲けできるのかを知っています。
一元的なもので判断すると、見誤る可能性が高くなるので、くれぐれも注意しましょうね。
既にAI無料セミナーを利用している場合

あなたが入会中のセミナー名で検索してみましょうね。「AI セミナー名 詐欺」と検索窓に入力してみてください。
既に実名で報告があがっている可能性があります。また、こういったキーワードでも出てくるかもしれません。
「AI無料セミナー詐欺」と検索すると、関連する検索として、こういったものが表示されます。この中にあるかもしれません。
- ・生成ai セミナー 無料
- ・まるなげセミナー 怪しい
- ・shift ai 無料セミナー 怪しい
- ・生成ai セミナー 怪しい
- ・エキスパ 評判 悪い
- ・ai セミナー 怪しい
- ・チャプロ セミナー 怪しい
- ・チャプロ 評判 悪い
あなたが入会中のセミナー名で出てこなくても、検索結果に出てくるウエブ記事を読めば、共通点が見つかると思いますよ。
少しでも「怪しい」と思い「違和感」を既に持っているから、入会中のセミナーがどうなのか気になるのではないでしょうか?
あなたが今無料で利用している様々なサービスを思い浮かべてみてください。まともなサービスなら何ら違和感なく利用できるはず。
何か引っかかると感じているなら今すぐ退会すべきです。
もし退会したくてもスムーズにいかないなら「このまま退会できないなら消費者庁に報告します」と伝えましょう。
AI無料セミナーに入会した人の話

ネットやYouTubeでもバンバン広告が流れる、界隈では有名(悪名でね)な「AI無料セミナー」に、実際に入会した方の話。
1️⃣無料のウェビナーに参加
まずは、Zoomで無料のウェビナー(ウエブセミナー)に参加するのですが、とにかく広告の時間が物凄く長かったのが印象的だったそうで、広告にかなりの時間(40分以上?3時間という話も見ました)を使うと言っていました。
2️⃣有料セミナーの参加者を募る
無料セミナーのクロージング時に、有料セミナーの参加者を募ります。
その方法は「時間制限」あり、「割引料金」ありという、正に詐欺師がよく使う方法です。
希少性や緊急性を強調します。
あなたに「今すぐ申し込まなければならない」という焦りを抱かせ、提供された情報の真偽や契約内容を十分に検討する時間を奪うのが目的。
サクラがいる可能性
有料セミナーの参加者を募るときに、「参加します」「参加します」「参加します」「参加します」とコメントがバーッと流れるんですって。
後で振り返ると全員じゃないにしても、「参加します」とコメントしていた人はサクラじゃないのかなと思ったと。
情報商材にサクラは付き物なんですよ。この場合は有料セミナーに「参加します」とコメントする係。
他には口コミとして非常にポジティブな内容を書き込む、SNSなどで「このセミナー良かった、オススメ!」と、口コミと宣伝を兼ねて投稿するなどがサクラの仕事です。
40万円の値段のカラクリ
件(くだん)の無料ウェビナー終了後は40万円の合宿に参加することにしたんだそうです。
いやもう40万円ですよ?値段だけ聞くと「高い!よくそんなお金出せるね」って思うじゃないですか?
ここにも詐欺師得意の人の心を上手く利用し操る手口があるんですね。
一つは無料ウェビナー中に、次第に「こういった基礎的なことだけでなく、もっと勉強したい」と思うようになり、「AIを活用して稼げるようになりたい」と思うようになっていく。
そしてもう一つは、単純に「どっちがお得か」という金額の話で、例えばサブスクプランと、一括プランが提示された場合、多くのサービスではサブスクより一括で支払うほうが「お得」になってますし、あなたもそれを知っていますよね?
例えば一括プランのほうがサブスクより安くなるとしたら?人によって感じ方は違いますが、40万円と41万円だったら「ちょっとだけお得」。
40万円と45万円だったらどう感じますか?「5万円も安い!」になりません?
「どっちがお得か」「この金額なら出せるかな」と、40万円の合宿に参加するというより、40万円という金額そのものに頭の中を支配されています。
本来なら、いったん立ち止まり、「40万円という金額を支払う価値があるのかどうか」を考えるべきなのに。
ここで効いているのが前述の「参加します」「参加します」とコメントがバーッと流れた様子ですよ。
「参加したいという人が沢山いるから価値あるもの」だと無意識に思わせられているんですね。
サクラの効果がバッチリ現れる瞬間です。
40万円もする合宿で得たもの
合宿の内容はどうだったのか気になりますよね?いやもう私から言わせれば「何の成果もない」「ただのボッタくり」です。
確か合宿の主な内容は、ウエブライター講座?的なやつかな?AIを活用してウエブライターやって稼ぎましょうといった、どこにでも「無料」で転がっている、ありきたりなものだったようです。
例えば、ウエブライターで稼ぐために、マッチングサービスに登録して、1文字1円以上の案件を選びましょうとか、AIを活用するので、これまたよくある「一撃プロンプト」の配布だったりとかですね。
いやもう本当にちょっと検索すればわかることばかり、しかもそれらは「無料」なのよ。
40万円もする有料セミナーで彼が得たものは、よく使われる言葉ですが「高いお金を払って勉強したと思うしかない」です。
この「勉強」というのは、AIに関してでもウエブライターに関してでもなく「世間」です。
AIセミナー詐欺で利用される心理テクニック
将来への不安を刺激し、冷静な判断を奪う
月100万円達成など真偽不明な事例を提示
「スキル不要」「誰でもできる」と簡単さを強調
「参加します」コメントの大量投稿で人気演出
AIセミナー詐欺の被害者が後を絶たない背景には、詐欺師が利用する人間の心理的傾向が深く関わっています。
「働き方改革」という言葉はあなたもご存じでしょ?まだまだ言葉だけな感じは否めませんが。
その「働き方改革」から副業もOKというように、働き方が変化したのは事実で、「本業に差し支えない程度の時間と労力で、手軽に収入を得たい」と考える人々が増加しました。
AIという最新技術は、「プロンプトを入力するだけで誰でも簡単に成果が出せる」というイメージと結びつきやすく、詐欺師にとって正に理想的な商材となります。
「働き方改革」といったものがなくても、この不景気な世の中です。
手間暇かけずに、手軽に収入を得たいと思う人は数多いる状態ですから、情報商材詐欺業者にとって不景気な世の中は大歓迎でしょう。
上に書いたAI無料セミナーに入会した人も、こういった詐欺師が得意とする心理テクニックで、上手く操られてしまい、欺かれてしまったのです。
受動的な人が詐欺師に狙われる
AIを使いこなしたいと思ってはいるものの、なかなか思うようにいかないと感じていませんか?
よくあるウエブサイトなら、ここでおすすめのAIセミナーを紹介するところですが、私はしません。
何でもそうだけど、まずは「自分で試す」をやってみましたか?
「いや、そもそもプロンプトって意味わかんないし」「プロンプト入力しないとAI使えないんでしょ?」と思っていませんか?
「プロンプト入力しないとAI使えないんでしょ?」これをこのまま、GeminiやChatGptに入力すればいいんですよ。音声入力でも大丈夫。
「わからない」ではなく、あなた自身が試さないと。
もう20年は前の話。2ちゃんねる(今は5チャンネル)で、「教えてくん」「ググレカス」という言葉をよく目にしました。
2ちゃんねるを見てるならネット環境にあるわけでしょ?何故自分で調べようとしないのか?ということを揶揄した言葉です。
「ググレカス」とか酷い言い方かもしれないけど、私は大事なことだと今も思っています。
あまりに受動的だとあなた自身のためにならない。高額なAIセミナーに参加してしまう人も受動的な側面があるからなんです。
受動的な人は自己肯定感が低いとされ、他人に依存しがちで自分の発言や行動を控えてしまうといった傾向があります。
例えば高額なAIセミナーに参加する前の段階、上に書いた人の場合「後から考えるとサクラだったかも」と振り返りますが、「サクラ」だと瞬時に気づかなかったにしても「違和感」があったからこその振り返りでしょ?
その違和感に能動的になっていたら、「参加します」とコメントがバーッと流れるのを見つめていない、Zoomを切るなり退席するなりできていた。
ましてやその後の高額合宿の参加は見送っていたはずなんですね。
参加が能動的なのではなく、「みんなが参加するから参加する」「違和感があっても参加する」のは受動的だから。
受動的だと詐欺被害に遇いやすいんですよ。
詐欺的なセミナーは、参加者が「受け身」であることを前提にしています。
こういった行動が「受動的」と見なされ、詐欺の被害に遭いやすくなります。
鵜呑みにする
講師が話すことをすべて真実だと信じ込み、自分で事実確認をしない。
熱意に流される
セミナーの熱気や他の参加者の興奮に流され、冷静な判断ができなくなる。
即決を迫られる
その場で契約や支払いを求められたときに、「今しかない」という言葉に焦って判断してしまう。
質問しない
不明な点があっても、「恥ずかしい」「後で調べればいい」と考えて質問しない。
ね?詐欺師の描いたストーリーに見事はまってしまうというわけなんですね。
不明な点があっても、「恥ずかしい」「後で調べればいい」と考えて質問しないというのは、その後の行動にももちろん影響します。
騙されたかもしれないと思っても、「恥ずかしい」「騙された私が悪い」と、誰にも相談しないまま終わってしまいます。
また、何故騙されてしまったのか、だまされた根本的な原因を探そうとしません。
結果的にまた詐欺に遇うということになるんですね。
詐欺師あるあるの心理的なテクニック
他にも様々な心理的要素で詐欺師はあなたを騙そうとします。
こういった心理的要素をうまく利用した様々な仕掛けが、AIセミナーにちりばめられていて、詐欺師の最終目的であるハイエンドへ誘導するのです。例えばこういったもの。
ダンニング・クルーガー効果
自分の能力を過大評価する心理で、AIについて少し知っただけで「自分は詳しい」と思い込み、詐欺師の言葉を疑わなくなってしまいます。
この心理は、特に知識欲が高い人が詐欺に遭いやすい一因です。
コンコルド効果とサンクコスト効果
失ったお金を取り戻したい心理のことで、「元を取らなければ」という気持ちになり、さらに高額なコースに申し込むなど被害が拡大しやすくなります。
「成果が出ないのは自分の努力不足だ」と自己責任に陥り、詐欺だと認めたくなくなる心理も働きます。
恐怖心を煽る心理
恐怖心を煽るというとわかりにくいかもしれません。
例えば「このままでは時代に取り残される」といったように、将来への漠然とした不安を煽り、漠然としたものを確信に変えると言えば伝わるでしょうか。
冷静な判断力を奪い、感情的な決断を促す場合に利用します。
限定性を演出する心理
この心理的要素を刺激する方法は様々な場面で最も使われているかもしれませんね。
「今だけ限定」「今すぐ申し込まないと損」といった言葉で、焦りを生み出し、内容を十分に検討する時間を奪います。
このような詐欺手口は、フィッシング詐欺やロマンス詐欺でも常套手段となっています。
「AI(AIセミナー)に興味はないから自分は騙されるわけない」と油断しないでくださいね。
AIセミナー詐欺で支払ったお金は取り戻せるのか

AIセミナー詐欺で支払ったお金を取り戻せる可能性はあります。
主な方法として、「クーリング・オフ制度」「消費者契約法に基づく契約取消し」「クレジットカードのチャージバック」の3つが挙げられます。
お金を取り戻せる方法
1️⃣クーリング・オフ制度
これは、特定の取引(訪問販売や電話勧誘販売など)において、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、無条件で契約を解除できる制度です。
AIセミナーでも、その販売方法がこれらの取引に該当すれば適用されます。
ただし、インターネットでの購入は原則として対象外となるため、注意が必要です。
2️⃣消費者契約法に基づく契約取消し
この法律は、事業者が消費者を騙したり、「必ず稼げる」といった不確実なことを断定したりした場合に、消費者が契約を取り消せることを定めています。
誇大広告や虚偽の説明が根拠となります。
契約が取り消されれば、事業者は代金を返還する義務が生じます。
3️⃣クレジットカードのチャージバック
これは、クレジットカード会社に申し出て、不正な取引だと判断されれば、利用代金の引き落としをキャンセルしてもらう手続きです。
AIセミナー費用をクレジットカードで支払った場合に利用でき、詐欺被害の証拠(誇大広告のスクリーンショット、契約書など)を提示して申請します。
お金を取り戻そうとする場合、あなた一人でというのは中々難しい話だと思います。
手続きひとつとっても尻込みしてしまうでしょ?そんな時にはまず、消費生活センターへの相談がおすすめ。
AIセミナー詐欺の相談先
最初は消費生活センターへの相談がおすすめです。
まずは消費生活センター(188番)に相談し、そこで解決しなかったら弁護士に相談するのが最も効率的で経済的な方法です。
消費生活センター
1️⃣無料で相談できる
2️⃣事業者との交渉を代行してくれる
3️⃣情報商材詐欺の実績が豊富
業社があっせんに応じない場合は、それ以上の手続きをとることはできません。強制力はないのです。
こんな時は弁護士へ
1️⃣消費生活センターで解決しなかった場合
2️⃣金額が大きい場合(30万円以上など)
3️⃣複雑な法的問題がある場合
被害を未然に防ぐための実践的ガイド
AIセミナー詐欺から身を守るためには、事前に悪質な手口を見抜く知識と、常に警戒心を持つ姿勢が不可欠です。
悪質セミナーを見抜くチェックリスト
まず、あなた自身で判断できないならセミナーに登録すべきではありません。
「見極めって難しいんじゃ?」と思うかもしれませんが、悪徳業者や詐欺師の手口は皆同じなんですよ。
これまでの内容を何度も読み返し、当サイトの記事のみならず、ネット検索すればいくらでも「AIセミナー詐欺」に関する情報は出てきます。
実名を公表していたり、この記事のように怪しいセミナーの見抜き方を掲載しているウエブ記事を読んで勉強してください。
信頼できるAIセミナーを探す前に、詐欺被害者にならないための知識を得るほうが先だと思いますよ。
以下のチェックリストは、セミナー参加前に確認すべき重要なポイントです。
一つでも該当する場合、そのセミナーは詐欺商法である可能性が高いと判断できます。
評価項目 | 悪質なセミナーの特徴 | 信頼できるセミナーの傾向 |
---|---|---|
広告・謳い文句 | 「誰でも簡単に」「月収100万円」など、非現実的な成功を約束する誇大広告。「今だけ限定」と即決を迫る煽りがある。 | 具体的なスキルや知識の習得、業務効率化などを目的とする。 |
主催者・講師 | 経歴が「元外資系」「起業家」など抽象的で不明確。運営会社や連絡先が不透明。 | 専門分野や具体的な実績が明確に公開されている。 |
セミナー内容 | 内容が費用に見合わず、抽象的な一般論に終始する。YouTubeなど無料で見られる内容と大差ない。 | 実践的なスキルや具体的なノウハウを学べる。デモンストレーションが可能。 |
販売手法 | セミナーの半分以上が高額商品の宣伝。高圧的な勧誘や強引なクロージングがある。 | 有料コンテンツの案内はあっても、強引な勧誘はない。 |
料金・契約 | 料金設定が相場と比べて極端に高額。返金保証に厳しい条件がある。 | 無料トライアルや段階的導入が可能。解約条件が明確で妥当。 |
評判・口コミ | 口コミが少ない、またはサクラの投稿が疑われる。SNS上で否定的な評価が目立つ。 | 第三者による参加者レビューやSNSでの評判が良い。 |
詐欺ではないものの価格帯

有料のAIセミナーで、詐欺ではないものの価格帯はどの位なのか気になりますよね?
その内容や形式によって違ってきますので、一概にこんな値段ですよとはいえません。
価格だけで判断するものではありませんが、あくまでも目安として、一般的な相場は以下のようになります。
- ・1日完結の単発セミナー
数千円から5万円程度。AIの概要やツールの使い方など、初心者向けの入門的な内容が多いです。 - ・数週間〜数ヶ月の体系的な講座
10万円から30万円以上。プログラミングやデータ分析など、より実践的なスキルを習得することを目的としています。 - ・個人向けのオンライン学習サービス(サブスクリプション型)
月額数千円〜数万円。自分のペースで学習できるのが特徴です。 - ・企業向け研修(講師派遣型)
1日あたり数十万円から数百万円。企業の課題に合わせてカリキュラムをカスタマイズするのが一般的です。
高額だからといって必ずしも詐欺とは限りませんが、提供される価値と価格が見合っているかを見極めることが重要です。
そして何度も書きますが、自分で判断できないならセミナー自体参加しないといった選択が大切です。
手っ取り早く知りたいは危険
誰でも何でも初心者なんですよ?その当たり前のことを忘れないでほしいです。
私自身で言えば、これらは全部独学。
- ・ウエブサイト運営
- ・ウエブ記事作成
- ・ウエブサイト全体の構築
- ・html
- ・css
- ・SEO対策
- ・有料サーバー利用
- ・独自ドメイン取得
- ・AI自体
- ・AIを活用した記事作成
この中で当初私がお金を払ったのは
- ・html
- ・css
- ・SEO対策
のみ、書籍を購入しました。
当時は全くの初心者にはうまく理解できない部分もあって、書籍片手に、ネット記事も読みつつでした。
ネット記事が今ほど沢山なかったというのもあります。
それでも「cssといえばこのウエブサイト」「SEO対策ならここ」みたいに、お世話になったサイト様は沢山あります。
先人たちには本当に感謝してます。
おっと忘れてた!パソコンも超初心者でしたから、Windows、当時は8か9だったような・・・さすがにガイドブック的な物を購入しました(笑)。
今なら、これらの情報は大量にネットにありますから、自分が理解しやすいウエブ記事を選べば無料で書籍以上の知識を得られます。
またAIの説明が非常にわかりやすいということもあって、特にcssはGeminiに教えてもらって、うまくできなかったことができるようになりましたヨ。
AIセミナーは本当に必要ですか?

そもそも「AIセミナー」は、あなたにとって本当に価値のある講座なのでしょうか?
本当に必要なものですか?対価を支払う何か特別な事情でもあるのでしょうか?たとえばこういった理由でしょうか?
- ・時代に取り残されたくない
- ・会社でAIシステムが導入される
- ・AI活用で仕事を効率化したい
- ・みんなAIを使っいてる
- ・プロンプトの意味がわからなかった
- ・AI使えば稼げると聞いた
「AI使えば稼げると聞いた」は危険です、一発レッドカード。
本当にそう思っているのなら詐欺に遇います。
「AI使えば時短になって、結果的に効率よくなるから収入増につながるかもね」程度に捉えないとダメです。
「AI使えば稼げると聞いた」以外のものは、全部YouTubeの無料動画で勉強できます。
私はいつもAI関連のYouTubeを作業用BGM代わりに聞いています。
聞き流すだけで大体のことはわかる。
初めはAI用語がわからないかもしれませんが、聴いているうちにわかるようになりますから。
「AI使えばこんなに便利だよ、簡単だよ、稼げるよ」ばかりに目が行くと、あなたにとって本当に必要なものを見失いかねませんので、くれぐれも気をつけてくださいね。
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