生成AIを詐欺対策に使っても大丈夫?助かった事例と危険な落とし穴を解説

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「怪しいと思ったけど、確信が持てなかった」そんな時に、生成AIに相談する人が増えています。
結論から言えば、使い方次第で、AIは詐欺を防ぐ強力な相談相手になりえます。ただし、AIを信頼しすぎると逆に詐欺サイトなどに誘導されるリスクもあるので注意が必要です。

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AIに詐欺の相談して助かった例

AIに詐欺の相談して助かった

詐欺に遇いかけた人が「おかしいな」と不信感を抱いたり、違和感を覚えたからAIに相談してみたんですよね。
「おかしいな」というその違和感は多くの場合正しいのです。

国際ロマンス詐欺や投資詐欺

SNSやマッチングアプリで知り合った人物から「絶対に儲かる暗号資産の取引所がある」と勧められ、実際に利益も出た(ように見えた)。
出金しようとしたら「保証金を先に振り込め」と言われ、不審に思ってAIに相談したケース。

AIは、国際ロマンス詐欺や著名人を騙る偽投資広告の典型的な手口だと即座に判定し、「正規の取引所が利益の出金より先に現金の振り込みを要求することはない」と具体的な理由を添えて回答しました。

人間の友人や家族に相談すると、感情が絡んで「大丈夫じゃない?」「でも儲かってるんでしょ?」と曖昧な返事になりがち。
AIは感情を持たないぶん、手口のパターンと照合して冷静に「アウト」を出せます。

詐欺師が巧みに作り上げた「信頼関係」の外側から、客観的な視点をもらえる点が大きいのです。

「実際に利益も出た(ように見えた)」ここは、投資詐欺のポイントですので、これらの記事も併せて読んでください。

【絶対騙されないは思い込み】大阪府警の詐欺シミュレーターが暴く人間心理の盲点

その愛してるは本物?SNSやマッチングアプリに潜む【ロマンス詐欺】の手口とは

フィッシングやサポート詐欺

国税庁から「本日中に支払わないと差し押さえると書いてある」という税金未払いの警告メールが来た。
画面に「システムが破損しています。今すぐこの番号に電話してください」と突然表示された。

こうした文面をそのままAIに貼り付けて相談したケース。

AIは、公的機関がメールで即日の差し押さえを警告し、特定のリンクへ誘導することは通常ない、「至急」「差し押さえ」といった文言は不安を煽る典型的な手口」と回答し、リンクを開かずブラウザを閉じるよう案内しました。

フィッシングやサポート詐欺は焦らせることで判断力を奪います。
焦っているときほど、自分の言葉で「こんなことがあったんだけど」といった状況を説明しにくいと思いませんか。

文面をコピペするだけで「これは詐欺か?」の判定してもらえる使い方は、漏れなく状況を説明できるといった点でも有効なんですよ。

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「Windowsセキュリティシステムが破損しています」は嘘!偽警告画面の正体と消し方

怪しい副業や在宅ワーク契約

「動画にいいねを押すだけで稼げる」と言われ副業を始めたものの、「もっと稼ぐためにはVIP会員になり30万円の教材費が必要」と言われた、副業・在宅ワーク詐欺あるあるケース。

AIは「最初に費用を要求する副業は支払った途端に連絡が取れなくなるケースがほとんど。これは先振り込み詐欺や副業詐欺の典型的な構造だ」と、ビジネスモデルの破綻をロジカルに説明。
契約手前で踏みとどまることができました。

副業詐欺は「すでに少し稼げている」という事実(のように見えるもの)を見せてから追加費用を要求します。
その段階では「もったいない」という心理が働くため、人は冷静な判断をしにくくなってしまう。

AIに「このビジネスの構造はおかしいか?」と聞くだけで、感情抜きの分析が返ってくるというわけ。
「動画にいいねを押すだけで稼げる」そんなオイシイ話あるわけないんです。いかにも稼げそうな話がネット上には数多転がっていますのでご注意を。

ネットの「オイシイ話」は99.9%詐欺!騙される前に知っておくべき危険なサイン

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AIに頼ったことで危なかった例

AIに頼ったことで危なかった例

AIの特性がそのままネガティブに働いてしまい、危ない目に遇ってしまった事例です。

偽のカスタマーサポートへの誤誘導

「航空会社の予約をキャンセルしたいけどサイトが開かない。問い合わせ先を教えて」とAI検索に質問したところ、AIが詐欺師の用意した偽の電話番号を「公式窓口」として案内してしまったケース。

詐欺師はSEO対策などで検索上位に偽のサポートページを仕込んでいます。
AI検索はネット上の情報を集約して要約するため、その偽情報を「本物」と判断できないまま提示することがあります。

電話した先の偽オペレーターにクレジットカード情報や遠隔操作アプリのインストールを誘導された被害が、大手航空会社や暗号資産ウォレットのサポートを騙る手口で実際に多発しています。

AIは「情報が正確かどうか」ではなく「それらしい情報がネット上にどれだけあるか」をもとに回答を組み立てる面があります。
詐欺師はその性質を逆手に取って、偽情報を大量に流通させています。

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詐欺被害の偽救済窓口への誘導

「SNS投資詐欺でお金を騙し取られた。取り戻す方法はあるか?」とAIに相談したところ、AIが「〇〇法律相談所が返金対応に強いと評判」などと、SNS上のサクラの口コミや偽の評判サイトの情報をもとに回答してしまった最悪なケース。

「着手金を払えばハッキング技術で取り戻せる」などと言われ、さらに現金を奪われる被害回復詐欺に発展します。
詐欺被害に遭った直後は精神的に追い詰められていますから、「取り戻せる」という言葉に飛びつきやすいのです。

被害回復詐欺とは、過去に詐欺被害に遭った人に「被害金を取り戻せる」「救済制度を使える」などと持ちかけ、さらに金銭や手数料をだまし取る二重の詐欺行為。
弁護士や公的機関、探偵などを名乗るケースが多く、実在の「振り込め詐欺救済法」や「被害回復給付金制度」の名前を悪用するのが特徴です。

被害回復詐欺」は、金融庁や国民生活センターから注意喚起がなされています。

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詐欺被害を回復しませんか?「お金を取り戻せる」は二次被害への入口

偽の生成AIアプリによるフィッシング

「ChatGPTの最新版デスクトップアプリ」を検索し、AIが提示したリンクや広告からダウンロードしたところ、実際はPC内のパスワードやブラウザのCookie、暗号資産ウォレットの秘密鍵を盗み出すマルウェアだったケース。
相談するAIを探している段階で、偽のAIそのものに騙されるという構造です。

特に2022の年末から2023年にかけての「ChatGPTブーム」の初期に、世界中で大問題になっていた現象です。
当時は、ChatGPTを提供している「OpenAI」という企業名や、「生成AI」という仕組み自体がまだ一般に広く知れ渡っていなかったため、検索エンジンの隙を突いた数多くの偽サイトや悪質なアプリが乱立していました。

Googleなどで「ChatGPT」と検索した際、検索結果の最上部に出るスポンサー枠を詐欺グループが買い取り、本物そっくりのデザインで作られた偽のログインサイト(フィッシングサイト)へ誘導する手口です。
URLが chatgpt-go.online や chat-gpt-ai.org のように、絶妙に本物っぽく見せかけたドメインになっていました。

詐欺師は流行に乗るという典型的な事象。
AIの回答であっても検索結果であっても、こういったものがあるので引き続き注意してくださいね。

ネット広告を悪用する詐欺業者の手口|広告は信頼の証ではない

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確認は常にあなた自身で

AIが一番得意なのは、あなたの目の前にある怪しい文面を一緒に見て、冷静に分析すること。

例えば、「このメール、なんだか変だな」「SNSでこんな投資話を持ちかけられたんだけど」と思ったら、その文章をそのままAIに貼り付けて「これっておかしくない?」と聞いてみてください。

詐欺の手口には決まったパターンがあります。AIは感情に流されることなく、膨大なデータの中から「あ、これはあの詐欺のパターンにそっくりですよ」と、24時間いつでもすぐに教えてくれます。
騙されそうになって焦っているときほど、冷静なAIの視点は強い味方になってくれますよ。

反対に、AIが少し苦手なのは、本物の連絡先やURLを新しく探すこと。

「正しい電話番号を教えて」「信頼できる相談窓口はどこ?」とAIに聞くと、ネット上に紛れ込んでいる詐欺師の罠(偽の番号や偽サイト)を、うっかり「これが本物です」と紹介してしまうことがあります。

ですから、AIは「この話、怪しいかな?」と意見を聞くカウンセラーとして使い、実際のURLや電話番号はAIの回答から開かない。
必ずあなた自身で公式ページを開いて確認
してください。

面倒に感じるかもしれませんが、ほんのひと手間があなた自身を守ることになり、AIは心強いパートナーになってくれます。

生成AIとネット検索の違い

生成AIとネット検索の違い

AIが吐き出す回答をネットから引っ張ってくるなら、ネット検索でよくない?と感じるかもしれません。

ネット検索は、「情報の山から、関係ありそうな本を探してくれる機能」、生成AIは、「その本の山を代わりに全部読んで、分かりやすく教えてくれる人」という違いがあるんですね。

自分で探すか代わりにまとめてもらうか

ネット検索をすると、ホームページのリンク(URL)がずらりと並びますよね。私たちはその中から「どれが信頼できるかな?」といくつかクリックして、自分でページを読み比べ、頭の中で答えを組み立てる必要があります。

一方、生成AIは、それらの情報を一瞬にして読み込み、あなたの質問にズバリ答えるひとつの回答にまとめて出力してくれます。
自分で探して読み漁る手間を、ごっそりショートカットできるのがAIの強みです。

私が生成AIを使って記事を書いてる大きな理由でもあります。

単語の組み合わせか普段の話し言葉か

ネット検索で欲しい答えにたどり着くには、「詐欺 メール 国税庁 対策」のように、的確なキーワードを選ぶ必要がありますよね。
思った結果が出ないときはキーワードを更に追加したり、工夫しなくちゃならない。

AIなら、「今日こんなメールが届いて、なんだかすごく不安なんだけど、これって大丈夫だと思う?」といった、普段通りの話し言葉をそのまま理解してくれます。
言葉の裏にある焦りや知りたい意図を汲み取ってくれる。

一方通行か会話ができるか

ここが決定打かもしれません。ネット検索は、検索結果の画面を見て終わりの一方通行ですが、AIは続けて相談や質問ができるんです。
「さっきの件だけど、じゃあ具体的にどう断ればいい?」「こういう場合はどうなるの?」と、納得がいくまですぐに次の質問を重ねることができます。

例えば、何故詐欺なのかも解説してくれる。その上「○○って何?」と、回答の中にわからない部分があれば、いくらでもかみ砕いて教えてくれます。
パーソナライズされた回答が来るというのが、生成AIの利点ではないでしょうか。

私の使い方

私自身の場合、当サイトの記事執筆にAIを使っています。
こちらは昨年末に書いた記事ですが、当時よりAIは進化しています。

【Gemini活用】記事作成から画像生成まで役立ったこと【AIでモチベーション復活】

当サイトの性質上、誤った情報は掲載できませんから、出来得る限りのファクトチェックはしています。

私の場合、無料で使いたいというのもあって、4種類使っています。現時点の感想(あくまでも無料で使ったらの話)としては
Geminiは無料で使える量が多いので、壁打ちとインフォグラフィック生成。話を盛り気味。一次情報を探すのが苦手?
Claudeは無駄がない回答が良く、壁打ち後のまとめに。長文をまとめても狂いがない。一次情報を探してくれる。
ChatGPTはタイトルやディスクリプションの提案とインフォグラフィック生成。長文を書くのが苦手かも?

そして案外いいなと最近感じているのがGrokです。
上記の記事では全く出てきませんが、半年経って、日本語がうまくなって文章も読みやすい感じに。情報収集に使っています。

記事以外のことは、やはり無料で使える量が多いGeminiです。
例えばスマホを購入するとして、価格帯、どの機能を重視するか、メモリはどの位かなども、Gemini相手にアウトプットとインプットを繰り返して、絞り込んでいくの。

最終候補がいくつか出たら、それをkeepというGoogleのメモ帳に保存してもらいます。
ここからは実際にネットの口コミを私自身が読み漁って、どれにするか決める感じ。
スマホは値段も高いから「じゃあこれでいいや」とはいきませんからね(笑)。

生成AIはネガティブな何かが起きるとニュースでの取り上げられがちですが、日々の生活のちょっとしたことも解決できる便利なツール。
もしまだAIを使っていないのなら、ちょっとした愚痴なんかでも聞いてもらうといいかもしれませんね。

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